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【千変上海】疑心暗鬼を招く怪病 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:感染症
手足口病というのは日本でもよくみられる感染症で、手足に水疱(すいほう)や口内炎ができる夏風邪の一種だ。幼児や子供たちがかかりやすいが、熱がでてもすぐに治まるため、日本の医療機関によると、発熱がなければ学校に行ける程度の軽い病気とみられている。
ところが、安徽省では2カ月ほどで5000人近くが発症して22人が死亡、さらに26人が重症のため病院に隔離された。地元民たちが「赤ちゃんSARS(新型肺炎)」として恐れるほどの猛威だったのである。
では、いったい何が起きたのか。中国新聞社(4月29日付)はその異様ともいえる手足口病の流行ぶりと当局の対応について次のように書いている。
安徽省阜陽市人民病院に発熱と発疹(はつしん)に苦しむ児童5人が運び込まれたのは3月上旬。病院側は何が原因かわからないまま治療を続けたところ5人とも死亡した。驚いた市衛生局は省に報告したうえで調査を開始したが、情報を一般公開しなかったため「SARS」や「鳥インフルエンザ」のほか「発症後1時間で死亡する怪病」といった奇説まで広まった。