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【四川省地震】重慶 武装警察が巡回
【重慶(中国中西部)=野口東秀】中国四川省の大規模地震で大きな被害が出た重慶市では武装警察が市内を巡回し、警戒に当たっている。
成都から重慶に来たという運転手、文国雲さん(42)は「揺れた瞬間、地震だとはわからなかった。とても激しい揺れだった。窓ガラスは割れ、ビルの屋上からガラスが落ちてきたところある」と青ざめた様子で地震発生当時を振り返った。
旅行者の男性(39)によると、地震が起きた際、通りは着の身着のままで飛び出してきた住民でいっぱいになった。雑貨店を営む50代の女性の話では、余震の際には靴もはかずに逃げ出してきた住民もいたという。男性は「水不足になるといううわさがあちこちで聞かれ、水を買い占めに走った人も多いようだ」と話す。
市内は夜になって落ち着きを取り戻したものの、要所には警官が立ち、パトカーが巡回して警戒にあたるなど緊張感が漂う。公園などは外で夜を過ごす人だかりでいっぱいになっている。住民の一人は「また地震がくるんじゃないかと思って、公園で夜を明かすんだ」と話した。
市民の間では「12日深夜に再び大きな余震がある」とのうわさが流れているという。これに対して同市地震局は「(余震の情報は)当局の発表ではなく、まったくのデマだ」と冷静な対応をメディアを通じて呼びかけているが、余震については「発生も規模も予測できてはいない」としている。
国営新華社通信によると、重慶市梁平県では小学校2校が倒壊し、5人の児童が死亡、約220人の児童が負傷した。少なくとも19人の教師と児童が行方不明となっている。
現地には重慶市の武装警察約100人で構成する緊急救援チームが寸断された道路を徹夜で向かっているという。同市の武装警察はすべて救援態勢をとり、12日深夜には他の被災地に向けて相次ぎ部隊が派遣される見通しだ。