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「五輪」みつめるウイグル人 中国の弾圧に離散 (3/3ページ)
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石油や天然ガスに富む中央アジアは長年、ロシア向けにしか地下資源の輸出ルートを持たなかった。しかし、トルクメニスタンが中国へのガス輸出で合意しているほか、カザフにはすでに中国向け石油パイプラインが開通し、資源獲得を目指す中国の激しいアプローチはとめどない。カザフのパイプラインは1年あればイランまでも延伸可能といい、中国は中東諸国まで供給源としてにらんでいる。
「現代版シルクロード」ともいえる、中国と欧州を結ぶ鉄道・道路の大整備計画も動き出した。中国と中央アジア4カ国、アフガニスタン、アゼルバイジャン、モンゴルが向こう10年間に6つの幹線を創設・整備する総額187億ドル(1兆9700億円)規模の計画だ。新疆ウイグル自治区とつながるカザフ国内の整備計画は2011年には完成予定だ。
現在、中央アジアを経由する中国−欧州間の物流は、全体の1%未満にすぎず、構想が実現すれば中国経済の拡大にさらに弾みがつく。カザフ大統領付属戦略研究所のスルタノフ氏は「欧州統合の始まりが欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC、1951年)だったように、SCOの統合プロセスも運輸やエネルギー協力から始まることになろう」と、中国との関係がさらに深まることを予想している。




