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中国との対話継続路線に波紋も インド・ダラムサラ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
【ダラムサラ(インド北部)=藤本欣也】チベット亡命政府の拠点、インド・ヒマチャルプラデシュ州のダラムサラで8日、中国との先の非公式協議に出席したチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使、ロディ・ギャリ氏が記者会見した。前日、ダライ・ラマに協議内容を報告したという同氏は「よい方向に進んでいる」と今回の対話を評価、8月の北京五輪開幕前に公式協議を再開したい意向を示した。しかし一方で、成果を疑問視するチベット人グループもあり、ダラムサラでは対話路線継続の波紋が広がっていた。
万年雪のヒマラヤ山系のふもとに広がる標高1800メートルのダラムサラには、1959年に亡命したダライ・ラマと亡命チベット人約6000人などが暮らす。
カンチェン・キション(雪降り積む幸福の谷)と呼ばれた地は、中央広場から狭い山道を車で約10分下ったところにあった。亡命政府の官公庁の所在地で、その一つ、情報・対外関係省で会見が行われた。
内外の記者約80人が詰めかける中、ギャリ氏は4日、中国・深●(=土へんに川)で共産党統一戦線工作部の朱維群副部長らと行った直接対話の場で、(1)チベット騒乱は中国政府のこれまでの誤った政策が招いた(2)ダライ・ラマは北京五輪の妨害活動には従事していない−と主張したことを明らかにした。
中国側の反応は明かさなかったが、中国の報道によると、昨年7月から中断している公式協議再開の条件として、中国はダライ・ラマ側に「独立活動・暴動の扇動・五輪妨害」の3つの停止を要求したという。