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【台湾次期総統 馬英九は語る】(上)ダライ・ラマ側と対話 まず評価 (2/2ページ)

2008.5.6 03:26
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【中国の民主化】

 今回の台湾総統選は4回目の直接選挙だ。戒厳令解除から21年がたったが、初めての総統直接選からまだ12年。台湾の民主政治の時間は決して長くはないが、その間に多くの障害を克服してきた。

 今回の選挙で顕著だったのは、選挙のプロセスは熱烈だったが平和的に行われたことだ。衝突は一切なく、投開票は順調だった。開票作業も早く、投票終了後3時間以内で選挙の結果が出た。敗者はすぐに敗北を認め、勝者に祝意を表明した。これらは非常に成熟した民主主義国家の特徴だ。

 投票日には、少なくとも(中国人を含む)3億人の華人がテレビ中継やインターネットを通じ、投開票の過程や結果に大きな関心を寄せた。中国では民主化や政治の透明化について大いに努力の余地があるが、中国に地理的に近い台湾が民主的な発展を遂げたことは、中国にとってよい学習の機会になっている。台湾の民主化の進展と経済発展が、大陸の民主化を助ける力にもなるだろうが、中国は巨大であり、民主化にはなお時間が必要だろう。

【対中傾斜】

 過度な対中傾斜は危険という意見は理解しているが、すでに自然な形で中台間の経済協力は密接な関係ができあがってきた。中台関係の正常化は、1972年の日台断交後、大陸が行った日本との正常化と基本的な理念は同じだ。

 ただ、台湾は香港ではない。中台間の経済関係強化は、地域の平和と安定につながると考えているが、われわれは自らの手で将来を変える。(台北 長谷川周人、田中靖人)

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