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胡主席来日 日中の立場逆転 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:中国製ギョーザ中毒問題
3月のチベット騒乱以後、中国当局による僧侶弾圧や報道統制などの問題により、国際社会で中国への不信が高まり、北京五輪の開会式をボイコットする動きも出てきている。四面楚歌(そか)ともいえる外交環境のなか、胡錦濤政権にとって今回の訪日は、外交の突破口を切り開く意味をもつといえよう。
最近、胡主席は訪中する日本の政治家と頻繁に会い、そのたびに日中友好を強調、中国メディアも日本を好意的に紹介する特集記事を連日組むなど、国民の対日感情を軟化させようとしているふしがうかがえる。こうした配慮は、福田康夫首相との会談で友好関係を確認し、外交の成功を国内外にアピールしたいためとみられる。
しかし、その一方で胡主席は、中国国内で高揚する民族主義にも配慮しなければならず、日本側から出された要望に、前向きに応えることは困難とみられる。対日外交の成功をアピールするという目的を達成することは難しそうだ。(矢板明夫)