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チベット特使と中国当局が対話 主張は平行線か
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【北京=野口東秀】チベット問題に関する中国当局者とチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使との非公式対話は4日、広東省深●(=土へんに川)で始まった。フランス通信(AFP)が伝えた。ダライ・ラマが「高度の自治」を求めているのに対し、中国政府側はダライ・ラマを「祖国分裂主義者」と非難する従来の立場を変えておらず、交渉は難航するとみられる。
インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府のリンポチェ首相は、「対話は今朝、始まった。特使は6日か7日にインドに戻ってくる」と述べ、特使の帰国後、交渉の詳細が分かると述べた。
また、亡命政府のスポークスマンは「われわれの当面の関心事は、(中国による)弾圧が終結することであり、チベット人に対するすべての規制は撤廃されるべきだ」と語った。
中国当局側から出席したのは共産党統一戦線工作部の代表で、ダライ・ラマ側は過去の交渉でも代表を務めたロディ・ギャリ氏ら2人。対話は2002年9月以降、6回にわたって行われたが、昨年7月以降中断しており、今年3月のラサ騒乱以降は初めて。
胡錦濤国家主席は4日、日本人記者団との会見で「積極的成果が得られるよう願う」と期待を表明したが、一方で、「(ダライ・ラマ側が)何を言うかだけでなく、実際の行動を視る」立場を強調、具体的に「祖国分裂活動」などの停止を要求、原則を譲らない立場を強調した。