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【記者ブログ】時系列:チベットとその周辺で今まで何がおこったか。4月23日〜25日 福島香織 (4/5ページ)
■ 重要なニュースだ。新華社25日の情報:「ダライ側が何度も対話の再開を要求しているのを考慮し、中央政府の関係部門は近日、ダライの私的代表者と協議を行う準備をしている。」
■このことに対し、チベット地域外のチベット族は中国共産党が協議を行うと決定した、あるいは双方にとってよいことだ、あるいは全チベットの悪劣なこの局面が転換されるという希望持っている。だが、域内のチベット族は、これは中国共産党の五輪のために放った煙幕弾である可能性が強いとみており、英国、フランス、米国などの国が中国との間に生じる自己利益の損失を防ぐため、水面下で交渉した結果とみている。
■中国共産党がもし本当に誠意をもっているなら、ラサおよびそのたチベット地域の情勢は好転のきざしが見られるべきだ。しかし、もっかチベット地域の漢族を含め、そうなっていないとみている。軍は増員され続けており、新聞およびテレビは猛烈なダライ・ラマ批判を続けている。各政府機関は大小の「反分裂」会議を開き、各寺院のは公安や警察による工作チームが「法制宣伝教育活動」の名目で、僧侶にダライ・ラマ批判を強要し続けている。これに従わないものは、「孤立と攻撃」が与えられる。
■もし、広大なチベット族の苦境が改善されないなら、もし3・14事件に対してまじめな反省と責任追及が行われないなら、もし、チベット族に本当の自治権が与えられず、全チベット統治政策が改変されないのなら、これは中国共産党の「ダライ側は実際的行動をもって祖国分裂活動を停止し、暴力活動の扇動画策を停止し、北京五輪の破壊妨害活動を停止し、対話を行うための条件をつくれ」という声を満足させるだけであり、中国が表面的に国際世論を受け入れる振りを示しているにすぎず、いわゆる「接触協議は」むしろなんの意義もない!
■ 北京で出稼ぎをしているチベット族は派出所の調査を受け、派出所の圧力により、私営企業のチベット族は一部辞職した。目下、北京警察はチベット族警官を増員中で、それは公安大学、警察学校で勉強中のチベット学生という。北京で就学している漢族と出稼ぎのチベット族の争いケンカなどの衝突が発生している。
■ アムド(甘粛省甘南チベット族自治州)夏河県のラプラン寺の管理委員会の僧侶は北京に陳情にいき、現地政府が派遣した大量の軍警が深夜寺院を襲い、僧侶数百人を連行し、すべての僧坊を捜査し、僧侶の所持品を壊し、あるいは盗み、寺院の文物を破壊したと訴えた。逮捕された僧侶がどこに拘留されているかは不明。
■ 現地の僧侶は、当局と普段協力関係にある宗教界人士、たとえばラプラン寺の住職の嘉木様活仏(中国仏教協会副会長、中国語学高級仏教学院院長、甘粛省仏教協会会長)らが立ち上がって、当局に僧侶民衆の鎮圧を停止するようよびかけてほしいと期待している。
■きのう(24日)、ダライ・ラマは全世界の華人同胞に以下のように呼びかけた:
私はかつて全ての華人に呼びかけを行ってきた。きょう、私は釈迦摩尼の忠実な弟子として、出家比丘の身分で、中華人民共和国内外の信仰をもつ華人兄弟姉妹、仏陀の教えに従う人々に対して、人道にかかわることについて、以下のように再び呼びかけたい。
漢族、チベット族の両民族人民はともに大乗仏教の修行を行い、同じように、苦難に晒される情けある衆生にたいし、慈悲の心をいだき、母のように接してきた。 だから、漢族の地でいう観音と、チベットの地でいうところの堅熱斯は、ともに漢族チベット族にとって共通して頼るべき慈悲の本尊であり、慈悲心を学ぶものの基礎である。
仏教がインドからチベットに伝わる前に、まず中国に伝わった。だから、われわれは華人の同門修行の方々をより長く学んできた先輩として尊敬してきた。あなた方の多くが知るように、今年3月10日からラサと多くのチベット地域で抗議デモが発生した。これら事件が、中国政府のチベット政策に対するチベット族の深い不満によって引き起こされたものである。私は当時、犠牲となったチベット族と漢族のために深い悲嘆にくれた。私はすぐに中国当局とチベット族に己を抑制するように呼びかけ、特にチベット族には暴力の道に走ってはならないと呼びかけた。
多くの国際的な指導者、非政府組織、著名人、とくに多くの中国知識人は、中国政府に対し、抑制的な方法をとるように呼びかけたにもかかわらず、極めて不幸なことに、中国当局は残虐暴力的な手段をとり、この事件の過程で多くの人が命を失い、傷を負い、さらに多くの人が逮捕され、弾圧はつづいている。とくに、伝統的な仏教知識の宝庫である寺院が主要な弾圧の対象になり、多くの寺院がすでに封鎖されている。