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【記者ブログ】時系列:チベットとその周辺で今まで何がおこったか。4月23日〜25日 福島香織 (2/5ページ)

2008.5.1 01:28
このニュースのトピックスチベット

■ 4月16日火曜日午後2時、チベット自治区公安庁はすべての幹部警察を召集し、任務を口外するなと指示した。すべての人の携帯電話をオフにさせ保管したうえで、三本の映画を放映、昼、夜の食事も提供したのち、深夜12時に行動を開始。まず、馬術隊訓練場で命令を待つように指示され、夜中2時に、セラ寺での突然の逮捕行動の命令が下された。400人以上の僧侶がこのとき逮捕され、セラ寺には老人と虚弱の僧侶以外、数人も残っていない状況だ。これはデプン寺と同じ状況だ。

■ 4月18日金曜午前4時ごろ、ラサ市曲水公安局と自治区の特別警察は、ラサ市西南30キロのところにある聶当卓瑪拉康(11世紀に建立された仏殿)で突然の逮捕行動を行い、寺院内の数人の僧侶を拘束した。聶当卓瑪拉康には大量の貴重な文物があるので、もっか曲水県の幹部が派遣され、僧侶の変装をして、ルーティンで監視している。

■ 任務遂行中の全ての司法執行者は毎日100元の補助金をもらっている。これは報奨金は含まれていない。

■4月18日、中国共産党の張慶黎チベット自治区書記は、デプン寺とセラ寺に赴いた。その夜のチベットテレビ局のニュース報道によれば、「寺院駐留の法制宣伝教育工作チームの全幹部と寺院管理委員会メンバーおよび僧侶代表の近しい座談会」を見にいったという。このとき、チベット族は影で、張(書記)がチベットで「たとえ千人ころしても一人も逃してはならない」というやり方を展開していることに非常に不満をもち、体制内の大部分のチベット族も恐れ不安におののき、また非常に怒って、影で張書記を痛罵していたという。

■実際、張(書記)が3・14事件の対応において主要な責任が任されていた。体制内の多くの当局側に立つチベット青年ですら、この事件後の弾圧の酷さ、中国メディアのウソつきぶり、各地で出現しているチベット族排斥現象に対して、驚きおびえ、落胆し、ついには当局に背いて、当局に対し強烈な対立感情を燃やすようになっている。またダライ・ラマがこの3・14事件と関係がなく無辜であると思っている。つまり、中国共産党は少しも反省せず、誤ったチベット政策を継続し、すでに多くのチベット族の民心をますます失っているのである。

■ある情報によれば、今月12日、ラサ市の墨竹工?県の邦薩寺、卓瑪寺の僧侶と曲竜尼姑寺の若い尼僧らと付近の村民が西崗郷で当局の「愛国主義教育」活動に抵抗し、「ダライ・ラマ万歳」「チベットに自由を」などと叫んでいたところ、地もと軍警の鎮圧にあい、数住人が逮捕され、多くが重傷をおった。この夜、曲竜的尼姑寺の洛桑措姆という尼僧が首を吊って自殺。31才だった。

■チベット地域で展開されている「愛国主義教育」運動で、当局は寺院の屋根に中国国旗を掲げることを要求しているほか、さらに僧侶に五星紅旗のしたで、ダライ・ラマと決別することを宣誓するように要求。ひどい場合、寺院のすべての僧侶の手に五星紅旗を持たせて写真やビデオを撮影し、写真の空白のところに署名させたりしている。しかし多くの僧侶が非協力的な態度だった。

■北京では一部チベット族出稼ぎ者が辞職させられ、失業したチベット族が次々故郷に帰っている。

■4月24日

■チベット日報は「ダライ分裂集団の反動的本質をあばき批判する一連の評論」を立て続けに発表した。これはダライ・ラマを「チベット社会の全ての動乱の根源」と攻撃し、中国共産党当局はチベット政策の過ちを反省せずに、責任をすべてダライ・ラマに押し付けたことを表明したもので、その文章は、文革式の古くさい言葉にあふれている。

■ チベット日報の発表したウソの文章の作者は、仏教を信じず、仏法を分からぬ漢族で、あろうことか、「ダライよ、あなたは仏法に従い戒律を守ることができるのか?」と(仏そのものである)ダライ・ラマに問いかけたりしている。本当に荒唐で笑える。

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