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【記者ブログ】時系列:チベットとその周辺で今まで何が起こったか。4月20日〜22日 福島香織 (3/5ページ)

2008.5.1 01:17
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■ 4月17日、アムド熱貢(青海省黄南州同仁県)の隆務寺の一部の僧侶が、当局にさきに拘束されていた僧侶の釈放を求めただけで、何の抗議活動もしておらず、まったく平和的な請願であったのに、当局を激怒させ、武器をもった軍警に狂ったように殴打され逮捕された。70才をこえた地元で人望の厚い?索活仏がやめるように諫めたところ、頭を殴られケガをおい、逮捕された。数人のチベット族の婦人たちが、活仏がひどい目にあっているのをみて、泣いて「私たちの活仏が殴り殺されてしまう」と命ごいをしたが、結果的に拘束された。付近の村民はあわててやってきて、止めようとしたが、彼らもすべて拘束された。一番若いものは15才、最も年長のものは75才だった。

■拘束された75才のこの老人は、軍警にやめてくれるよう哀願したが、警棒で殴り倒されたあと連行された。みんな、鉄線で両腕をくくられ、くくられ方がひどくて、肉に鉄線が食い込んでしまう人もいた。僧侶と民衆100人以上が4台のトラックにつめこまれて連行された。その後、大量の軍警が隆務寺に進入。数百人の僧侶を殴り捕らえ始めた。つづいて、僧坊を捜査し、ダライ・ラマの写真やDVDを没収、物品を手当たりしだい破壊し、僧侶の所持品を盗み、茶葉まで手当たり次第持ち去った。この熱貢僧侶民衆逮捕事件においては、430人の僧侶、民衆が拘束されたという。

■ ?索活仏と一緒に、香沢活仏も拘束された。活仏たちが殴られて拘束されたことは、チベット族の大きな悲憤を引き起こした。ほとんどすべての村民が、拘束された活仏を帰してくれるよう陳情デモにいく準備をした。熱貢地区のもっとも人望の高いシャリツァン活仏は、黄南州の当局者に会って、激しくこう訴えた。「もう、われわれの活仏はこの種の事件の調停を手伝わない。われわれは調停活動に参加しないと決心した。もし、今後このようなことを続けるなら、いっそ寺院を封鎖してくれ。」シャリツァン活仏は、政府内における全ての公職を辞退した(民衆が信頼を寄せている活仏は政府から公職の肩書きを与えられ、村民の統治を手伝っている場合がある)、といううわさが民間にながれている。

■ 民衆の憤慨がさらに大きくなることをおそれたのか、当局は結局、?索活仏と一部の僧侶と民衆を釈放した。しかし、?索活仏は傷が重く、すでに青海省病院に移送され治療を受けている。もっか、隆務寺は依然、大量の軍警の監視、コントロールをうけており、全ての仏事は停止させられている。多くのチベット族幹部も憤懣やるかたなく、一部のチベット族幹部は事務所で滂沱の涙を流している。「われわれは、季節の祭事でどの山の神のところにいき、どの神に加護を願えばいいのか?きょう、これほど多くの人が拘束されているのに、空はこんなに晴れ渡っている」といいながら。

■ 多くの当局機関の職場で、漢族とチベット族の関係は急速に悪化し、互いに罵り合うケンカが発生している。現地のチベット族は「体の傷は、体制内外のチベット族の心の傷の大きさにはるかに及ばない」「たとえ事件が終息しても、体制内外のチベット族がうけた心の傷がいやされることはかなり難しい」

■ これとは別に、アムド(甘粛省甘南チベット族自治州)の瑪曲県欧拉郷の念托寺で、今月14日、大量の軍警の突然の襲撃があり、僧坊を捜査、ダライ・ラマの写真とDVDを没収し、150人の僧侶が拘束された。

■ 11日と16日、瑪曲県采日瑪郷の数十人のチベット族が拘束された。名前が分かっているのは18才の拉瑪才譲、19才の洛桑傑、22才の次仁多傑、30才の擦里瑪、19才の拉瑪、33才の格桑傑、23?の克却、36才の恩扎とその息子の嘉托美ら。どこに拘束されているのかは不明。

■4月22日

■4月16日に四川省人事情報ネットによると、四川省政法委員会、人事庁、公安庁は2008年の公安機関の人員の採用試験に関する人民警察公告を発布した:(1)チベット地域の公安機関の基層派出所の採用は警務室民警付の689人、うち甘孜州443人、アバ州215人、凉山州木里県40人(2)また、甘孜州とアバ州では、公安機関の特殊専門職と民警をそれぞれ239人、102人募集。チベット語翻訳者をあわせて1039人を募集する。(3)また次のことを強調した。配偶者、直系の血縁、本人に対して重大な影響をもつ傍系の血縁、親戚、その他社会的関係において、死刑判決を受けた者や服役者、国外で国家政権転覆活動に従事している者がいる場合、受験申し込みは禁止する。

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