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【記者ブログ】時系列:チベットとその周辺で今までなにがおこったか?4月15日〜19日 福島香織 (1/5ページ)
■チベット族女流作家、オーセルさんのブログの紹介の続きです。仕事のあいまにとろとろやっています。まだまだつづきます。記録ですので、飽きるかもしれませんが、あとで何かこの事件を振り返ってものを考えるときに、きっとお役に立つはずです。
■1万字を超えたところで、新しいエントリーに。しかし、寺で「愛国主義教育」「反ダライ集団宣伝」の強要が行われ、それがデモを引き起こし、それを武力弾圧するパターンが多すぎる。オーセルさんのブログに書かれていることを信じれば、これは、もう中国側がチベット族を徹底的に弾圧する口実をえるために、わざと挑発しているとしか思えないです。チベット仏教においては、ダライ・ラマは信仰の対象そのもの。その否定を強要するのは、宗教弾圧にほかならない、と私は思うのですが。
■歴史的にみて、この世でもっとも苛烈な抵抗を呼ぶのは宗教弾圧だということを考えれば、中国に少しでも平和的解決を望むなら、これはぜったいやっちゃいけないことではないでしょうか。「中国人は小悪党」「中国製品はがらくた」とCNNキャスターにコメントされて、中国人民は侮辱された激怒された、と怒っていますが、それなら「ダライ・ラマは人面獣心の悪魔」といった発言、チベット族とチベット文化とチベット仏教すべてを侮辱する発言は、何なのか?と私は問いたいですね。
■では、時系列:…のつづき。
■4月15日
■4月11日にデプン寺で発生した事件が有る程度あきらかになった。Phayulネットサイトの報道:チベット人権民主センターの信頼出来る消息筋による実証された情報によると、チベット自治区政府はデプン寺に対し、「法制宣伝教育工作チーム」を派遣し、「愛国主義教育」と「反ダライラマ集団」の宣伝活動を展開。これが僧侶らの一致した反対にあった。工作チームは大量の軍警を呼び、抗議する僧侶を制圧、若干のチベット族僧侶が拘束された。騒擾と「愛国主義教育」に抗議したとして、軍警に連行され、目下どこに拘留されているか、詳細はわからない。中国国営メディアの新華社が4月13日に「工作チーム」がデプン寺に進駐した事件を報じたけれども、報道では、抗議と僧侶の拘束の状況については、隠蔽されていた。武装警察はデプン寺に通じる全ての道路を封鎖。寺院の警察は、僧侶の行動の自由を制限し、信徒を含めた外界の訪問客を寺院に入れることを禁止している。ある情報によれば、デプン寺の拘束された僧侶は、ラサ曲水とナクチュ方面にそれぞれわけて連行されたという。
■ チベット自治区のすべての当局機関では、全ての幹部の人事整理があり、下っ端から特に党員に対して行われた。また、当局がチベット各地で展開している逮捕行動において、すべての容疑者のチベット族および、以前に釈放された元チベット族政治犯はすべて任意で逮捕された。もっか、これらのチベット族が拘留されている場所や、彼らの健康状態については何の情報もない。
■ 昨晩、第24号指名手配令が発布され、テレビで放送された。4人ですべて男性。僧侶はいない。これで165人のチベット族が指名手配された。今晩、第25号指名手配令が発布された。4人、すべて僧侶でこれが169人のチベット族が指名手配された。
■昨日(14日)朝、カム(チベット自治区チャムド地区)の芒康県で、僧侶と民衆が平和デモを行い、その後、大量の軍警察の鎮圧にあった。この抗議活動において死傷者、逮捕者がでたかは目下不明。ちかごろ、当局は芒康県の名刹維色寺で、「愛国主義教育運動」を展開しており、僧侶の反対に遭い、その後、寺の僧侶全員が寺から出て行き、拒絶を表明していた。
■ 4月8日、アムド(四川省アバ州)の若?盖県の達倉拉姆格●(=徳の心の上に一)寺の学校が閉鎖された。原因は先月15日の僧侶と民衆の抗議活動において、学校が生徒学生の参加を許したからだった。この学校は1986年に格●(=徳の心の上に一)寺の著名学者、尼瑪が創立、のちに拡大し12年制の正規の学校となった。強制閉鎖される前、504人のが学生が在籍、すでに300人の卒業生を出している。地元政府は、最近、73人のチベット族デモ参加者をとらえ、チベット族にいかなる反政府活動にも参加してはならない、と警告を出していた。この73人のうち、達倉拉姆格●(=徳の心の上に一)寺の僧侶19人が参加。一部のチベット族はすでに判決をうけたというが、具体的状況は不明。