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【超巨大都市の現実】(上) 上海 傷ついた土壌 黒くよどむ川 垂れ流される汚染 (4/5ページ)

2008.4.28 18:05
このニュースのトピックス子供の安全

 河川の汚染度を示す無機物質含有量を示す濁度(NTU)は水道原水の質を示すものとして一般的だが、その濁度が黄浦江取水口付近で50以上もあるのに対し周家浜河の場合は5・85しかなかった。日本では3以下というのが常識的で、かつて工場廃水流入などで汚染が進んだ琵琶湖でさえ3レベルだった。

 黄浦江の取水口の場所についてはいまでは安全保障上の理由から極秘となっているが、水質調査をしたことのある中国人学者の説明によると、黄浦江の水質は濁度一つをとってもこの10年で急速に悪化した。原因は工場廃水や生活排水が全く処理されずに垂れ流されてきたためだ。周家浜河のような黒い川が無数に流れ込んでいるというのが現実なのである。

 最近、問題の周家浜河より西の地域を網羅する下水道幹線が全面改修されるというニュースが香港商報(3月22日付)で報じられた。40年ほど前に整備されたというこの下水道幹線は生活排水と雨水をまとめて蘇州河に流していた。この下水道は処理場を通さず生活排水を蘇州河に垂れ流すためのものであり、汚水は蘇州河から黄浦江を通じて海洋へと流れ込んでいた。

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 中国経済は国内総生産(GDP)成長率が5年連続2けたという驚異的な成長を遂げた。その成長を引っ張る上海は何と16年連続である。そんな発展の原動力が1990年代前半に本格化した開発区の活用だった。上海では市の下にある行政機構の区や鎮までが競って農地を開発区に転用したのだった。

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