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【記者ブログ】時系列:チベットとその周辺で今まで何がおこったか。3月31日〜4月8 福島香織 (3/5ページ)

2008.4.27 01:56
このニュースのトピックスチベット

4月5日

■カム(四川省甘孜藏族自治州)甘孜県東谷区のチベット族僧侶民衆が抗議活動を行い軍警の血なまぐさい鎮圧にあった事件で、多くの国際メディアが報道、国際社会の注目を集めている。中国新華社報道によれば、当局は発砲をみとめたが、漢族当局者がケガをしたため、軍警が威嚇発砲せずにはおれなかったと説明。新華社の報道はきわめて牽強付会である。

■第14号指名手配令が発表された。5人で全部男性。これで84人のチベット族が指名手配された。

4月6日

■きのう、カム(四川省甘孜藏族自治州)道ふ県の県城内の霊雀寺で、一年に一度の大法会があったが、当局の派遣した軍警により法会は途中で阻止された。このため、千人以上の僧侶民衆(学生と一部のマスクで顔を隠した幹部も含む)が平和抗議デモを行った。スローガンは「ダライ・ラマ万歳」「フリーチベット!」「我々は自由が必要だ」「ダライ・ラマを帰還させよ!」など。その結果、軍警察による発砲を受け鎮圧された。10人が撃たれ、五人が重傷。また数人が失踪。目下、電話で現地や甘孜県、炉霍県の一部地域と連絡をとることができない。

■6日正午、ダライ・ラマはインドのダラムサラからチベット同胞への手紙を発表した。

全文は以下のとおり:

■まず、雪冠いただくチベット三区の全ての同胞に心をこめて挨拶する。そして私の考えを話したい。

(1)今年3月10日から、チベット3区(カム、アムド、ウ・ツァン)、そして中国各大都市のチベット族学生にいたるまで、長きにわたって民族の不平等と信仰の自由の欠如により、つねに「共産党がチベット人民の活仏である」といったような歪曲侮蔑の言論に直面してきた。また、すこしもはばかることのない欺瞞にあったり、大漢族主義思想と行為の侵害を受けたりして、不満の気持ちを長い年月ため込んできた。そしてついにどうにも耐えきれぬ状況のもと、平和的方法で訴求を表明したのだった。中国政府はこの行動にたいし暴力鎮圧を行い不幸な事件をもたらすことになったが、この事態は長引けば、多くの死傷者がでるだけでなく、さらに多くのチベット族がたいほされ、ひどい刑を受け、殴打されるなどの目にあうのだ。この種の悲惨な現状に向き合うと、すべての良識、同情心のある人も心傷つき、涙を落とさずにはいられないだろう。私は非常にあせり、憂慮して、どうしようもない気持ちでいっぱいである。

(2)この事件で犠牲となっった全てのチベット族、漢族のために、私はいつも三宝に祈祷している。

(3)最近発生したチベット事件は、中華人民共和国政府の言うところの、極少数の反動分子以外の絶大な部分のチベット人民が現状に対し満足し幸福な生活を享受しているという宣伝がウソであることを暴きだした。またチベット3区の人民の期待と願いは一致していることも示した。同時に全世界にむけて、チベット問題が軽視できないものであり、現実的に漢族とチベット族の互恵互利の減速にのっとって解決の筋道を求める必要性を示した。チベット人民は民族の利益を守るため、心の中の願いや訴えを表し、大いなる恐れなき精神と犠牲を惜しまぬ勇気と決心を表現し、すでに国際社会の賞賛と同意を勝ち得ている。

(4)今回の事件において、多くのチベット族共産党員と幹部は決して自己の民族に離反したわけではなく、持てる能力を尽くし公正を維持しようとこころみ、これは賞賛に値する。未来、すべてのチベット族共産党員と幹部が個人の目先の利益を考えないだけでなく、チベットの環境と文化伝統を維持するため、職責を尽くして上層部に真実を報告し、人民に対し正確公正な指導を行うように、希望する。

(5)もっか、世界の多くの国家の大統領、総理、外務相、ノーベル平和賞受賞者、議会議員および関係者らは、中国政府のチベット族に対する残虐な鎮圧を阻止するため、中国指導者に向かって明確に強烈な関心をよせる立場を表明するだけでなく、中国政府の双方が受け入れられる形での和解の出来るだけ早い実現を督促してくれている。このため、われわれは機会を創って、彼らの努力から積極的成果を得ることができるようにしなければならない。あなたがたの憤怒がいぜん冷めやらぬことを私は知っているけれども、いかなるときも平和非暴力の道を遵守することが極めて重要なのだ。

(6)中華人民きゅおわこくはすでに、事実を歪曲し、私とチベット亡命政府を最近の抗議事件を扇動画策したと譴責している。これに対しては、私はすでに何度も、公に信用のある独立した調査団を組織して、事件の徹底調査を行うよう呼びかけてきた。事実がはっきりし、真相が白日のもとに晒されることを希望している。もし、中華人民共和国がその譴責にいかなる根拠、証拠もないことがわかれば、それを国際社会に公布すべきだ。でなければ、へりくつをこねて、自らの醜さを晒すことにしかならない。

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