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新時代、変化を台湾アピール 中台会談
このニュースのトピックス:中国
【台北=長谷川周人】台湾の馬英九次期政権が5月の発足を待たず、中台対話の実現を急いだのは、両岸関係の安定化を求める経済界などに対し、「新時代」(蕭万長次期副総統)をアピールする必要があったからだ。チベット問題への対応に翻弄(ほんろう)される中国に国際批判をかわす穏健な舞台演出の場を提供し、「恩を売る」(中国国民党筋)狙いもあった。
政権奪還を果たし、対中融和で両岸の安定と経済発展を目指す国民党の馬政権は、「変化」を内外に示す必要に迫られている。このため、「元首級会談」(台湾各紙)の実現に向けた水面下交渉でも、60年ぶりの国共トップ会談を実現した連戦主席の訪中などで中国側が主導権を握ったこれまでに対し、台湾側のリードが目立った。
実際、フォーラムのプログラムは台湾の名も蕭氏の出席も記載が間に合わず、情報も中国側が沈黙する中、国民党系台湾紙が先行する形で巧みに流れを創出。台湾側が土壇場で扉をこじ開けた印象を残し、党内は早くも「大きな勝利を得た」(同筋)と沸くが、政権の発足準備は「もっと時間をかけるべきだ」(丁渝洲・元国家安全委員会秘書長)と拙速さを危ぶむ向きもある。