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【記者ブログ】75人の国際チベット学者から胡錦濤国家主席への手紙 福島香織 (2/3ページ)

2008.4.10 02:22
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■眼前に発生しているチベットのこれらの状況について、われわれはもはや沈黙し続けることは不可能です。目下の状況からみて、当局はすでに、チベット地域と中国のその他地域および世界との連係を断ち、一方でチベット域内の異なる政治的意見を弾圧しているようです。しかし、チベット族が受ける抑圧の不満はかなり以前からあり、彼らが最近あげた声も、当局の今のやり方では消すことが出来るものではないのです。

■学者として、われわれは言論の自由を特別重視します。この基本的自由に反して、中国政府が聞きたくない発言を断罪すれば、それは動揺と衝突を増長させることこそすれ、抑えることはできないでしょう。

■チベット族が受けている種々の言論上の制限を自分の暮らしに当てはめれば、それを望む人などいない。問題はチベット族人民のこれら制限への抵抗にあるのでもなく、最近、彼らが声を上げ始めたことにあるのでもない。むしろ、問題の解決は、いかに彼らの発言を聞き、反応するかにある。最近のチベット民衆の情緒不安をダライ・ラマのせいにすることは、中国政府が依然、政策の失敗という回避し続けていることに問題の本質があることをまさに説明しています。ダライ・ラマを「妖魔化」し続けることは、あなたの指導する政府が国際世論に受け入れらにくいだけでなく、チベット族の憤怒離心を助長することになるだけです。

■我々の専門は、チベットの過去と現在、文化と社会を理解することです。最近の事態について、最大の強烈な抗議を訴えずにはおれません。この事件はすでに中国内外に極めて大きな衝撃をあたえました。われわれはここに、3月22日に提出された、中国作家と知識人が呼びかける「12の意見書」を支持したい。

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