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【記者ブログ】時系列:チベットとその周辺でいままで何が起きたか(3月23日〜30日) 福島香織 (5/5ページ)

2008.4.10 02:16
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■ そのご、ラサ市公安局は、中国モバイルチベット分社を通じて、市民の携帯電話にショートメッセージを発信。「29日午後、市の司法当局が定例検査を展開したとき、移動露天商と一部の群衆がパニックをおこし、逃げ回った。目下わが市の社会秩序には異常がなく、市民は軽々しくデマを信じず、安心して生産・生活を行うよう。是非を明かにし、法を遵守し、法規をまもり、デモを流さず、デマを信じず。デマを流し人の心を惑わし、社会秩序を乱し、社会の安定を破壊する犯罪行為を行うものは厳重に摘発する(ラサ市公安局宣)。」

■事実はこのショートメッセージの語るようなものなのかどうか、目下不明だが、ラサ市民が言うには「3月15日に、水道水に毒が入っており飲まないように、という通達したのは、実は政府だった。各政府機関に電話で水道水を飲まないようにとの通知があった。公安庁であすら通知があった。しかし、テレビではこれはデマだと報じていた。だから、いったい抗議活動が発生したのか、デマなのかデマでないのか、肯定も否定もできない」

3月30日

■カム(四川省甘孜チベット族自治州)炉霍県●亮郷の僧侶は、当局が現地で挙手によるダライ・ラマ反対運動への参加不参加を迫る活動に対して抗議し、当局者と衝突。数十人の僧侶がひどく殴られ、逮捕された。その夜300人の軍が●亮郷に進駐。三区の覚日寺の三人の格西はすでに釈放されたが、堪布(ケンポ:管長、宗教指導者の尊称)と一人の尼僧が康定に護送された。百人以上が炉霍県の監獄に押し込められたままだ。

 

※●はいずれも「上」の下横棒を「下」に

■ある情報によれば、きのうサ郊外で、11人のチベット族の若者がつかまった。具体的に何をしたのかは不明。このことは、昨日、ラサで抗議デモがあったことの裏付けとなる。また別の情報によると、きのう正午ごろ、ラサ市内で騒ぎがおきたとき、北京中路付近で、若いチベット族がモーターバイクにのって走りすぎようとし、検問の兵士に呼び止められた。彼は狼狽したため停まらず、兵士は発砲、その若者は死亡したという。

■3月27日、那曲地区で20〜30人の遊牧民が抗議活動を行い拘束された。このほか、アムド、カムなどの寺院が軍に包囲されたほか、おおぜいの僧侶が拘束された。アムド(四川省阿▲チベット族自治州)阿▲県格●(=徳の心の上に一)寺だけでも、3月29日までに500人の僧侶が拘束された。

 

※▲はいずれも土へんに貝の簡体字

■ 香港フェニックス放送は、温家宝首相の最新の講話を報じた。「ダライ・ラマが独立の主張を放棄し、その影響力によってチベットで起きている暴力活動を停止させ、チベットと台湾が不可分の中国領土であることを認めれば、われわれは対話を復活させてもいい」。また、「われわれは、チベットが民族区の自治制度を継続し、チベットの経済発展と民生改善への指示を堅持し、憲法と法律の範囲内で群衆の宗教・信仰の自由、チベット文化の保証、チベット生態環境の保護を堅持しつづける」とも言った。これは中国共産党指導者が、ダライ・ラマのチベットへの影響力を初めて公開の場で認めたという点で、注目に値する。

<2008/04/07 22:02>

「福島香織」の記者ブログ<北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)> http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/

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