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【記者ブログ】時系列:チベットとその周辺でいままで何が起きたか(3月23日〜30日) 福島香織 (1/5ページ)

2008.4.10 02:16
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■チベット族女流作家、オーセルさんのブログを翻訳、紹介したいと思います。彼女はチベット族としての立場で、中国政府の立場とは異なる観点から情報発信を続けている方ですが、時系列で各地で発生した(かもしれない状況)がよくまとめられていると思います。ちなみに、他のメディアでは彼女の名前はツェリンウォセと表記されているようですが、耳で聞くとウォーセルと聞こえます。彼女の本を翻訳している友人によれば、日本語版は「ツェリン=オーセル」の名前で出版するようなので、ここではオーセルさんと呼ばせて頂きます。

3月23日

■中国モバイルチベット分社がラサ市民にむけて、携帯電話のショートメッセージを発信。「公安当局はここに告げる:3・14事件の犯罪容疑者は、即刻自首すれば、寛大な処置をとる。広大な市民は積極的にてがかりを提供せよ。通報電話は0891・6324422あるいは110番へ。」

■ 甘粛省甘南チベット族自治州の携帯ショートメッセージ「最近わが州で発生した打ち壊し略奪焼き討ち破壊活動は域内外のチベット独立勢力の計画、煽動によるもので、中央、省、州はすでにこれを打ちのめし、法に従い厳しく懲罰することを決心している。(甘南州治安維持事務所)」

■ チベットテレビ局文芸チャンネルとラサテレビ局は、チベット語、漢語のバイリンガル放送で、ラサ市公安局の第7号指名手配を発表、これによりこれまでで45人のチベット族が指名手配されたことになる。うち一人は僧侶、6人が女性。3月19日に第1号指名手配が公布されてから一日平均9人が指名手配されている。

3月24日

■ ラサは依然、軍警が配置され、チベット族居住区は、電子カードによる住民管理が行われている。他のチベット族居住区も。連日、アムド(甘粛省甘南藏族自治州州府)合作市、や陝西省から軍隊がやってきて、パトロールし、チベット族の態度の良しあしを調べている。理由無く欲しいままにチベット族をなぐることも日常的だ。昨日、合作市の運転免許学校の4人のチベット族学生が、兵士に呼び止められ跪くよう命じられ、動作がのろいといって殴られた。こういった扱いが、現地のチベット族の不満と怒りを招いている。

■ 当局がメディア上で、民族対立を激化させ、民族の仇恨みを煽動するかのような宣伝攻勢をかけていることが中国民衆に影響を与えている。青海省西寧市では、一部タクシーがチベット族乗車拒否を行っている。

■アムド(四川省阿●チベット藏族自治州)域内では「国の恩に報いる活動をしよう。党の執政の基礎を固めよう」という標語がかかげられた。これは、チベット族が恩知らずであるという意味が含まれている。

■ 新華社甘粛省夏河発(23日、電子版):甘粛甘南チベット族自治州政府からの情報によると、甘南105県・市の直属部門、27郷鎮および113の郷鎮所属機関、22カ村において、チベット族による抗議の衝突があった。同州の瑪曲、夏河、碌曲、卓尼、合作などの市および県を含む。この情報は、チベット族抗議事件の範囲・規模は当局情報や外国の理解をはるかに超えることを証明している。

■ 第8号指名手配が、チベット自治区公安当局より発表され、チベット語漢語でチベットテレビ局文芸チャンネルとラサテレビで放送された。この8人を含め、これまで53人の指名手配が発表された。52人目の指名手配犯は、報道の映像で中国国旗を燃やしていた刀を持った男で、タイからきた(華人)観光客によって、警官が扮そうしたチベット族だと指摘されていた。いまごろになって、指名手配犯として発表されるのはなぜ?テレビでは、ラサ視聴が、「主要な任務は事実を明らかにするとこ」とのべていた。

■ある情報によれば、きょう午後4時半ごろ、カム(四川省甘孜チベット族自治州)炉霍県三区の哦格寺で、200人以上の尼僧らと覚日寺の200人以上のラマ僧、800人以上の農民らが平和デモを行い、「ダライ・ラマ万歳!チベットはチベット族のものだ」などとスローガンを叫び、武装警察による発砲を受けた。覚日寺の僧一人が死亡、10人以上が重傷を負った。チベット族一人が殴り殺されたという情報も。炉霍県の一区、二区、三区、四区,はすべて軍警に包囲され、電話が通じていない。

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