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【記者ブログ】拡がる“聖火”への抗議にひとこと 清水満

2008.4.10 01:16
このニュースのトピックス清水満のエン・スポ記者ブログ

 抑圧されている人々は、タイミングを計っていたに違いない。もちろん、日々戦ってきた。しかし、世界の誰からの関心を寄せられないときって、抑圧されている勢力の力は弱い。いくら対抗しても、大きな理不尽な力によって、簡単にゾウがアリを踏み潰すかのようにして押さえ込んでしまっていた。そう、過去、ずっとそうだった。しかし、抑圧された民は負けなかった。機会をうかがっていた。何とか自分たちの窮状を訴えるためのシーンを狙っていたはずである。

 タイミングがきた。その瞬間、いろいろの所からの目が“ソコ”に注がれた。小さな勢力にとって“神の恵み”だっただろう。

 人々の支配は、力づくだけでは決して抑えることは出来ない、人間本来が持つべき人権主張…を声高らかに訴えた…。すると、その輪が全世界に通じた。世界の至る所で、人権無視の弾圧に非難を訴える行動が巻き起こっている。まるで“津波”のように…。

 2008年8月8日…。アジアでは20年ぶりのオリンピックが開催される。中国・北京。知らない人はいない。そんな全世界注目の中、“プレ・インベント”の聖火リレーを巡って、改めて人権問題の在り方が問われている。中国のチベット自治区での弾圧の歴史がいま、白日の下にさらけ出された。

 チベット自治区のみならず、内モンゴル自治区、新彊ウイグル自治区での“弾圧”による民族紛争まで、広く知られることになった。パリ、ロンドン、そして米国のサンフランシスコ…。欧米では国ばかりか、人々が弾圧に対する“抗議行動”をとっている。人権弾圧に対する、人々の当然の行動といえようが、平和ボケした日本人の無関心さは、もはや、白けてしまう。

 「リレーを暴力で頓挫させようとするのは賛同しがたい」

 9日の産経新聞、産経抄のコラムでは、高村正彦外相の談話を引用して、「ごもっともだが、(中国への牽制の意味を込めて)中国外相に電話ひとつしていない。外相は評論家では務まらない」としていたが、まさにその通りで、日本のお偉いさんの発言ってどこかピントはずれとしか思えない。そう思うのは私だけでしょうか…。

<2008/04/09 15:29>

「清水満」の記者ブログ<清水 満の エン・スポのツボ> http://shimizum.iza.ne.jp/blog/

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