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中国側が聖火リレー妨害を非難 テレビでも場面を放映

2008.4.8 00:55
このニュースのトピックス北京五輪

 【北京=川越一】 中国国営新華社通信は午後8時前(日本時間同9時前)、パリでの聖火リレーがスタート直後、安全上の理由から2度、バスの中に避難したと英語版で報じた。中国語版および中国中央テレビ(CCTV)は、7日午後11時(同8日午前零時)現在、報じていない。

 新華社通信によると、聖火がエッフェル塔をスタートした直後、環境保護政党「緑の党」党員が第1走者からトーチを奪いとろうと試みた。北京五輪組織委員会関係者は「パリでの聖火リレーはスムーズに始まったが、途中で抗議に遭い、バスの中に避難した」と述べたと伝えた。同通信はさらに、パリ市民がチベット独立分子による妨害行為に憤りを感じているなどとし、国際世論が妨害行為を支持していないと主張した。

 一方、6日にロンドンでの聖火リレーで妨害行為が続出したことについては、中国語のメディアも写真や映像を交えて詳しく伝えた。CCTVは同日、ロンドンでの聖火リレーの様子を伝えるニュースの最中、テロップで妨害行為の発生を報じた。その後、妨害の瞬間を2分強の映像にまとめ、サイトにもアップした。

 CCTVは3月24日、ギリシャの古代遺跡オリンピアで行われた採火式典に国際ジャーナリスト集団「国境なき記者団」が乱入した際には、信号を遅らせて、妨害の瞬間をカットした映像を流していた。

 一方、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世も6日、すべてのチベット人に向けて「オリンピックを妨害する行為はするべきではない」と訴えた。

 北京在住の20代の女性は、産経新聞の取材に「外国人は中国に五輪を開催させたくないんだろう。妨害には当然怒りを覚える」と語気を荒らげた。もっとも、40代のサッカーファンの男性は「聖火なんかどうでもいい。とにかく物価を下げてくれ!」。こちらの方が市民の本音を代弁しているようだ。

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