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【地球をどうしますか 環境2008】中国、豪雪の問いかけ(下) (1/4ページ)

2008.4.7 12:01
このニュースのトピックス北京五輪
「緑の記者サロン」では、専門家を招いて活発な議論が交わされる(撮影・福島香織)「緑の記者サロン」では、専門家を招いて活発な議論が交わされる(撮影・福島香織)

 ■長江開発との関係は?

 せまい会議室で30人余りの記者たちが、劉洪濱・国家気候センター気候変動室主任を囲んで座り、真剣な目で討論に耳を傾けていた。

 「どうして今年の豪雪は長江流域に集中しているのか。長江の開発、三峡ダムと関係ないのか? 2006年夏の流域の大干魃(かんばつ)も、開発と関係があるのではないか」

 質問をしたのは、汪永晨さん(54)。中央人民ラジオの記者で、環境NGO(非政府組織)の「緑の家ボランティア」の世話人でもある。この集まりは「緑の記者サロン」と呼ばれる。汪さんを中心に15都市の環境記者が毎月1回顔をそろえては、勉強会を開いているのだ。この日のテーマは「雪害と気候変動」。劉氏がゲストだ。

 汪さんは続けた。「外国のある研究機関は、三峡ダムと気候の関係についてリポートを出しています。三峡ダムの水蒸気が大気の環流に影響していると」。劉氏の答えはこうだった。

 「われわれ専門家チームが研究した結果、三峡ダムの貯水後、局地的な気候への影響はあるとしても大きな範囲ではない、といえる。ただ、三峡ダムが本当に気候に影響するかしないか、今の科学では十分に証明できるだけの根拠はない」

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「緑の記者サロン」では、専門家を招いて活発な議論が交わされる(撮影・福島香織)
汪永晨さん
2006年・5月、堤防の完成を目前にした三峡ダム(ロイター)
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