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「敵とは交渉せず」 中国、外交哲学貫きダライ・ラマとの対話拒否 (1/2ページ)

2008.3.26 21:47
このニュースのトピックスチベット

 【北京=矢板明夫】今月中旬、チベット自治区で騒乱が起きて以降、世界各国から中国指導部に対し、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世との直接対話を求める意見が相次いでいる。だが、中国は強硬姿勢を崩さない。

 中国はダライ・ラマを口をきわめてののしり、対話を拒否する強硬な姿勢を崩していない。中国には「敵とは交渉しない」という外交哲学が根強いからだ。しかし、このまま拒否し続ければ、各地でくすぶる北京五輪ボイコットを求める声が糾合し、中国当局の思惑も押し流してしまう可能性がある。

 国際社会の「対話」を求める大合唱に対し、中国外務省の秦剛報道官は25日の会見で、「ダライ集団の真の姿を見極め、事の是非を判断してもらいたい」と語り、国際社会に中国の立場への理解を求めた。だが、「ダライ集団の真の姿」を示す具体的な証拠を示さなかった。

 ダライ・ラマは90年代以後「チベットの独立ではなく、高度の自治を求める方針」を再三強調している。しかし、中国は彼を「分離主義者」と決めつけ、全く接触しようとしない。

 中国では古くから「漢賊は両立せず(正義と悪は一緒には存在しない)」といい、いったん敵と決めた相手とは交渉しないことが基本で、いまも外交哲学の一つとなっている。

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