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米中外相がチベット情勢で電話協議
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【ワシントン=山本秀也】米国務省のマコーマック報道官は20日、ライス米国務長官が19日夜(米東部時間)、中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相とチベット情勢について電話で約20分協議したことを明らかにした。ライス長官は「暴力はなにももたらさない」として、中国側に抑制を強く求める一方、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世との直接対話に踏み込むよう中国側に働きかけた。
ダライ・ラマとの直接対話は、ブラウン英首相も温家宝・中国首相に対し実現を求めていた。米側も大使・次官級の外交ルートで同じ構想を示していたが、今回は提示レベルを閣僚級に引き上げたかたちだ。
マコーマック報道官は、一連のデモ鎮圧の過程で中国が「武力を行使した」と断言。「米国は地球上で起きている事象を監視する多くの手段を持っている」と述べ、偵察衛星や通信傍受などにより、中国の軍・治安部隊の動静を把握している可能性を示唆した。
一方、ペリーノ米大統領報道官は20日、ブッシュ大統領がライス長官から中国外相との協議結果の報告を受けたことを確認した。同報道官は、チベット情勢への懸念を強調する一方、ブッシュ大統領の訪中取り止めを含む北京五輪のボイコットについて、米側が検討する考えのないことを明らかにした。
中国側の説明によると、楊外相はこの電話協議で、「ダライ・ラマ分裂集団」の「策謀」を非難する一方、中国の鎮圧措置やチベット政策に対する米側の理解を求めた。