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「数百人拘束」の情報も チベット騒乱
【北京=野口東秀】中国チベット自治区のシャンパ・プンツォク主席は17日、北京で記者会見し、同自治区の区都ラサで発生した騒乱について、死者が当初の10人から13人に増え、61人の警察官が負傷したと発表した。うち6人が重傷という。インド北部ダラムサラに拠点を置く非政府組織「チベット人権民主化センター」は同日、ラサの封鎖区域で武装警察部隊などがしらみつぶしに実施している身元捜査で、すでにチベット族数百人が拘束されたと発表した。元政治犯も全員収監されたとされる。
シャンパ・プンツォク主席は、ラサの被害について、300カ所が放火され、214の商店が燃やされたと述べた。ロイター通信などによると、同主席は、武装警察など治安部隊は武器を携行しておらず、発砲などはなかったと表明した。同主席の会見は、騒乱の激しさを強調、鎮圧の正当性を強調する狙いがあったようだ。
民主化センターはまた、四川省で16日に発生した抗議行動に対する当局側の発砲で死者は15人になったとしている。別のチベット支援団体は死者数を13人から30人とする目撃者の話を伝えている。
ラサでの捜査は、部隊が市内の家を一軒一軒捜索し、若者を中心に“容疑者”を連行しているようだ。ドイツのテレビは、その際、警棒で住民を殴打している様子を流している。しかし、どのように容疑者を特定し連行しているのか不明だ。
民主化センターによると、連行される息子を助けようと、治安部隊員に哀願している母親もいたという。捜索は今後数日間続き、拷問が行われる懸念を同センターは表明している。
ラサでは事実上の外出禁止令が敷かれ、自治区当局は騒乱に関与した者に対し17日中に「自首」するよう通告している。
一方、民主化センターなどによると、甘粛省蘭州の西北民族大学でも16日、チベット族の学生約500人が座り込みなどの抗議行動を展開したが、学生がビラを構内で配布した後、当局の部隊が構内に入り、学生を解散させ、学校を封鎖した。また、同省の甘南チベット族自治州でも抗議デモが起き、警察車両1台が放火されたという。








