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【五輪の中国】第2部 矛盾経済(4)構造転換 生みの苦しみ (3/3ページ)
このニュースのトピックス:五輪の中国
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投資主導成長のひずみが国内各所で目立ち始めたところへ米国のサブプライム問題が深刻化し、世界経済の雲行きを怪しくし始めた。
中国の2月の輸出は873億ドルと前年同月比6・5%増にとどまり、これまでの20%以上の増加ペースに比べ、急減速した。特に米国向けは1月の192億ドルから155億ドルへ2割も減った。
新規の労働人口が1000万人を上回る中国は、社会の安定を維持するためにも8%以上の成長を必要としている。打開策は投資と輸出主導から内需振興への転換だ。
ここへきて政府が(1)人民元の切り上げ速度を上げる(2)年金・医療などの社会保障制度整備(3)最低賃金制度の徹底−などの面に力を入れ始めたのも、庶民の購買力を高めて消費を拡大する狙いがうかがえる。
ただ、これには時間がかかる。中国経済は五輪を経て数年間、構造転換への生みの苦しみを味わうことだろう。
(編集委員 山本勲)