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「戒厳令」に不安募らす チベット暴動で在留邦人
このニュースのトピックス:チベット
「怖い」「無事に帰れるのか」−。大規模暴動が起きた中国チベット自治区に長期滞在している在留邦人らは16日までの共同通信の電話取材に対し、事実上の「戒厳令」下での不安な思いを語った。
「外に出てはいけない」。ラサに滞在し2年になる日本人女性(36)は、暴動が拡大した14日、地元当局者から口頭で“外出禁止令”を受けた。理由を聞いても、当局者は「知らない」と繰り返すばかりだった。
職場では外部の情報が入らず、仲間内では「チベット民族が漢民族に投石を始めた」などと断片情報が飛び交っているという。女性は「今年夏まで滞在する予定だったが今後の情勢次第で早期帰国を考える」と緊張気味に話した。
複数の日本人関係者によると、日本人留学生も通うラサ市内のチベット大で14日午後、校外に出ないよう命じる通知がすべての教師、学生に口頭であった。また校外にいる学生の呼び戻しに躍起になっているという。学生が暴動に参加したり、巻き込まれるのを避けるための措置とみられる。関係者は「学内は一見平穏だが、緊張感は高まっている」と話した。
ラサ北方の町を訪れていた日本人研究者は、中国側の受け入れ機関から「ホテルの外に出るな」と言われた。「ラサ空港から帰国する予定だが、ラサ市はすでに封鎖されているのでは。情報がなく、動きが取れない」と不安そうに語った。(共同)

