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【五輪の中国】第2部 矛盾経済(1)高騰のちバブルの陰り (3/3ページ)

2008.3.15 11:01
このニュースのトピックス五輪の中国
北京市東部で建設が進む「銀泰中心」エリア。北京市内では「五輪景気」を象徴するように高層ビルの建設ラッシュが進んでいる =中国・北京市(撮影・奈須稔)北京市東部で建設が進む「銀泰中心」エリア。北京市内では「五輪景気」を象徴するように高層ビルの建設ラッシュが進んでいる =中国・北京市(撮影・奈須稔)

 北京市内の主要ホテルは昨年夏ごろから、五輪期間中の宿泊料金を相次ぎ発表した。軒並み通常の4倍から5倍で、中には10倍以上に設定したホテルもある。「五輪期間中全泊しないと部屋は提供できない。料金は前払いで」と、無茶な条件を示すところも多かった。

 しかし、バブルに便乗したホテルの予約状況は芳しくない。問い合わせてみると、空きが目立つホテルが多く、ほとんどが「全泊」「料金前払い」などの条件を引っ込めていた。つり上げた料金を3割ほど下げたホテルもあった。

 北京市観光局などは、五輪期間に国内外の観光客約300万人が北京を訪れるとみている。市内にある一つ星以上のホテルは、建設中も含め約800。それ以外にも約4000の宿泊施設があり、数字の上ではすべての観光客を収容できる。売り手市場が一転、買い手市場の様相も見せている。

 中国の不動産、ホテル業界は、五輪を大きな富をもたらすチャンスだとらえ、建設・開業ラッシュは今、ピークを迎えている。だが、関係者の笑顔の裏には、どこか不安の陰がある。(北京 野口東秀、矢板明夫)

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北京市東部で建設が進む「銀泰中心」エリア。北京市内では「五輪景気」を象徴するように高層ビルの建設ラッシュが進んでいる =中国・北京市(撮影・奈須稔)
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