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「不安定要素はダライ・ラマ集団」全人代でチベット代表ら
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【北京=野口東秀】北京で開催中の中国の全国人民代表大会(全人代=国会)で7日、チベット自治区の代表らによる分科会が開かれた。同自治区の幹部は、北京五輪に向け「最大の不安定要素は(チベット仏教最高指導者の)ダライラマ(14世)集団だ」と強調した上で、「1日たりとも分裂活動を中止しない」と、ダライ・ラマを厳しく批判した。
チベット自治区のジャンバ・ピンツオ副書記(チベット族)は、ダライ・ラマの後継問題をめぐっても非難。武装警察幹部も「チベットは安定しているが、不安定要素が出現するとすれば、彼らによる破壊と撹乱(かくらん)活動だ」と指摘した。
自治区幹部は現在の自治区の情勢について「安定し、発展している」と終始強調した。自治区の区都であるラサ市のチベット族の市長らは、昨年の市の財政収入は5・4億元(1元は約15円)で前年比38%増、農民の年間収入は3305元で同16%増、旅行者は270万人に達したなどと、経済から文化まで数字を羅列、「変化は早すぎるほどだ。良すぎるほど発展している」と発展ぶりを報告。中央政府、なかでも財政省に感謝すると表明、中央政府を持ち上げた。
チベットの人権状況については、インドに拠点を置く非政府組織「チベット人権民主化センター」が今年1月、当局による逮捕・拘束が前年の3倍以上の計65件と指摘、政治犯は119人、うち43人は10年以上の禁固刑を受けていると述べていた。