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中国最初の草の根運動に? 上海でリニア反対デモ (1/2ページ)
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【上海=前田徹】2010年の上海万博に向けた都市交通整備の目玉の一つであるリニアモーターカー延長工事への反対運動が本格化し、中国で最初の都市型住民運動に発展する可能性が出ている。外国メディアが報道するなど波紋が広がったため、上海市政府は再検討を約束、その一方で横断幕を強制的に取り外すなど硬軟取り混ぜた対応で住民運動の沈静化を図っているが、決定済みの計画が運動によって破棄されたことはこれまでなく、今回の事態がどのような形で落着するかは不透明だ。
上海では02年末から浦東国際空港と市内(竜陽路駅)を結ぶ約30キロの間でリニアモーターカーを運行している。その路線を上海万博に合わせて杭州や万博会場へ延長する計画が06年に発表され、さらに空港連絡線と呼ばれる支線計画(31・8キロ)も明らかにされた。
この支線が浦東区と閔行(びんこう)区にある団地密集地帯を通過するため周辺住民が反対運動を起こした。反対の理由は「騒音と磁気による健康被害」。団地からわずか20メートルのところを通過する地域もあるという。