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【記者ブログ】食の安全学再び:真実とメンツの間にある問題 福島香織 (1/5ページ)
■毒ギョーザ事件で、中国公安が思いっきり挑発的な記者会見を開いたため、日本の警察もかなり本気でおこっている?これについて、同日28日の中国外交部の定例会見で、劉建超報道官は「この問題で両方ともケンカ(口水戦)すんなよ〜」と、なんとなくあきれた反応を示しており、まずい方向にいっている、と外交部としても感じているもよう。
■コメント欄にもあったが、中国の港では、いま検疫待ちの対日輸出食品が山積みだ。中国では2月15日以降、対日食品輸出の検疫の厳格化が通達され、先日、王大寧・輸出入食品安全局長は「きちんと検疫を厳格化しましたよ」と胸を張っていたが、この検疫の複雑化、厳格化で港で輸出貨物の出荷が事実上とまっているわけだ。もっとも、まだ通達がでて2週間あまりなので、ポジティブリスト導入のときほど深刻せっぱつまった感じではなさそう?
■これで「ギョーザで騒ぐ日本人への報復のための嫌がらせか!」といった論調も日本で浮上。ちょっと、まて。2週間くらいでもう音をあげるのか?中国冷凍食品禁輸措置をとるか、とらざるか、という論議もでているなかで、いざ輸入が滞ると、嫌がらせと文句をいう、日本人ってヤツは!と、王さんが舌打ちしているか、ほくそ笑んでいるかはしらないが、メンツを重んじる中国としても、禁輸を申し渡されるより、検疫の厳重化を理由に自粛する方を選択したいというのは当然。とにかく、今の状況では、輸出すればするほど、残留農薬が検出され、中国マイナスイメージの宣伝されるわけなので、それはさけたいはずだ。
■コメント欄をみると、日本の食品売り場から中国産がみごとに引き上げられているようす。つまり日本市場がノーといっている。なのに、検疫を強化すると、報復措置、いやがらせ!と文句をいう。(文句をいうのは消費者でなくて輸出企業かもしれないが)。そりゃ、中国もちょっとはスネたくはなろう。
■この事件のもっとも重要なポイントが、日本の食の安全をどう確保するか、ということにあるなら、私は個人的意見として、日本は中国産冷凍食品に対し禁輸措置を発動してもいいのではないか、と思う。特に、今の日本の状況、姿勢をみていると。一度、日本の消費者も、中国産冷凍食品断ちを身をもって経験してみるといい。すくなくとも検疫による出荷ストップ状態に、ぶうぶう矛盾ある文句を中国側にいうよりは、男前な姿勢ではないだろうか。被害者の出ていないBSE牛肉だって禁輸措置をとった日本、どうして子供の被害者も出た中国冷凍食品に対してとらないのか、と思う人もおおいだろう。
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