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【記者ブログ】食の安全学再び:中国公安のいいぶん聞いてみる? 福島香織 (1/5ページ)

2008.2.29 01:58
このニュースのトピックス中国製ギョーザ中毒問題

■すでに夕刊にのってますが、中国公安省が、毒ギョーザ事件について記者会見しました。中国国内で、メタミドホスが混入された可能性は極めて小さい、らしいです。しかも、袋は、メタミドホスが外から内に浸透するとの中国側実験結果がでました。密閉袋の内側からメタミドホスが検出されたため、中国国内で混入された、という日本側推論はこれでくずれた、ということになります。ほんと〜?

■しかも、河北省では、共同通信記者が2月15日、違法農薬メタミドホスを購入、所持していたとしたとして一時拘束、通報されています。取材の行き過ぎとしても、危ないですね〜。へたすると逮捕されちゃいますよ。しかも、この話が、日本記者、違法農薬所持で取り調べ受ける、なんて新華社で流れたものだから、案の定、捜狐の掲示板では、「ギョーザ事件は、日本人記者の仕業!」「盧溝橋 事件と同じだ!」と、ほんと都合良く解釈する字の読めないネットユーザーが大騒ぎ。http://comment2.news.sohu.com/viewcomments.action?id=255416130

■中国様のいやがる取材をやっているときは、女性のいるカラオケにいったり、違法賭博場にいったり、黒社会の方々とお食事しているだけでも、危ないので注意しましょう。

揚げ足とられるだけでなく、変に報道されて、ネット世論があさっての方向にいってしまいます。

■さて、食の安全会見再録シリーズ、結構評判がよいので、きょうの会見もアップ。中国公安さまのいいぶん、よく聞いてあげてください。(調査結果発表は別の回のエントリーにして、質疑応答のみ。)

あとにはひけない中国

戒名は「日本ギョーザ中毒事件」

疑わしきは被告人の有利に。

日本輸入業者の新証拠提出で、逆転無罪へ。

真相をへたに嗅ぎまわると、記者でも逮捕しちゃうぞ

■2月28日:出席者、公安省刑事探偵局の余新民副局長、公安省物証鑑定センターの王桂強・副主任、公安省主席刑事の烏国慶氏、国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副局長。

■司会:レディース&ジェントルマン、国務院新聞弁公室の記者会見にようこそ!今年1月以来、各方面ご関心の日本ギョーザ駐独事件について、きょうは余副局長、魏副局長のおふたりをおよびし、調査状況を発表、質疑に応じてもらいます。

(魏副局長、余副局長が調査状況発表、これは次のエントリーで)。

では質疑応答、どうぞ!

■新華社:質問が2つあります。日本の警察は、精密機械で検査して、(ギョーザに混入された)メタミドホスには不純物があり、これがこの農薬が日本製造のものではないという証明になるといっています。それが、日本国内でメタミドホスが混入した可能性が低いとの推断の根拠だと。これについてお二人は、いかが論評しますか。何者かが中国やその他国家でメタミドホスを購入して日本に持ち込んで混入した、そういう可能性はないのでしょうか?シエシエ。(第3国人が日本に持ち込んで犯行に及んだ、というシナリオも用意してみました

■余:いい質問ですね。答えましょう。私は専門家を引き連れて日本にいき、日本の警察とも意見、情報交換し、共同でこの農薬混入地点がいったいどこであるのか分析しました。日本警察側は彼らの調査結論を出してきて、日本国内での意図的な農薬混入の可能性は非常に低い、ほとんどありえない、と言いました。日本警察側の結論の根拠は、包装が完璧で、破損しておらず、袋は開けられていないのに、ギョーザ袋の内側からメタミドホスが検出された、ということです。彼らの調べでは、メタミドホスは袋の外から内に浸透することはない、ということでした。(日本警察の中国国内犯行説を否定するだけの証拠みつけました!

■余:日本警察側の第二の根拠は、日本国内にはメタミドホスはなく、日本がサンプルとして取りあげたものは、実験室用の純メタミドホスで、不純物がないものでした。かれらは毒ギョーザとその袋から検出されたメタミドホスには不純物が含まれるといっています。

■余:第三の根拠は、三件の中毒事件のうち、2件は千葉、1件は兵庫で、発生地点が700キロも離れており、この2つの貨物の輸送ルートは日本国内では接点がない、というものです。

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