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【記者ブログ】食の安全学再び:徳島生協のワキの甘さがやっかいな状況に 福島香織 (3/4ページ)

2008.2.16 01:51
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■中国人ネットユーザーは、環球時報の記事を、次のように解釈したもよう。「徳島県知事が、毒ギョーザ事件は中国ギョーザと無関係だと宣言した。毒ギョーザの毒は、生協店内で害虫駆除業者が不正にまいたジクロルボスが原因だった」

■で、怒りまくっているわけだ。なんだ、あれだけ日本メディアは中国ギョーザを悪者にして、本当は日本の責任かよ、と本気で思っているみたい。で、賠償、もしくは謝罪謝罪、と騒いでいる。

■これは、実は非常にやっかいな状況だ。当局の政策方針をも左右するほど影響力を持つようになった中国ネット世論の脳内で毒ギョーザ事件は解決済み!で、ともすると賠償請求を言いかねない状況で、中国政府としては、今更、じつは中国側に原因がありました、てへっ!などとは口が裂けても言えないだろう。これによって、中国政府にとって、この事件のエンディングは(1)日本に責任があったとして解決、でも中国人は寛容だから賠償も謝罪も要求しない。(2)迷宮入りで手打ち。日中双方で、食の安全を仲良く築いてゆこう! の2者択一しかなくなってしまった。

■日本の捜査当局が日本側に責任がないと立証できたとしても、中国側に責任があるとも立証できないわけだから(2)の結論。しかも、中国人の脳内では、この事件は全面的に日本側が悪かったものとしてとうに解決ずみ、という最悪のパターンになるわけだ。

■これって、計算ずくで、世論誘導されたのだろうか。福島は憶測でものをいう、とまたまた、どこからかおしかりを受けそうだが、世論誘導をねらった、と思っています。記者会見(前回エントリー参照)でも2番目に質問したフェニックス記者が、さもジクロルボス・ギョーザは日本に原因があるらしい、という話をふって、副総局長に「中国ギョーザの品質と無関係」という言葉を引き出していた。こういう会見の1番目、2番目というのは、しばしば、予定された質問がでるもんなのだ。会見で、徳島生協のジクロルボスへの注意が喚起された時点で、私、なんかいや〜な予感したのよ。

■まったく、徳島生協(と害虫駆除業者?)のワキが甘いばっかりに…。ネチズンHが指摘するとおり、日本の食の安全や健康意識も、こういうことがあると、見くびられてしまう。

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