ニュース: 国際 RSS feed
【記者ブログ】食の安全学再び:日本政府調査団の説明、聞いてみる? 福島香織 (4/4ページ)
Q:結局、日本側が日本メディアの取材を制限した、ということになるんですか。
Q:中国側がそのやりとりを含めて公開してもいい、といったのに、日本側が制限したのは、外交的に敏感な問題なので、日本政府として中国側に独自で配慮したということなんですか。
A:そういうことではないです。
Q:工場の視察について、冒頭という制限をなぜつけたんですか。
(記者ら、怒り出す。ご飯食べてないし、寝不足だから…)
A:結果として、メディアの皆様の取材機会をうばったことは、私のアレンジ、判断がまずかった。遺憾に思います。
■Q:材料を提供する指定農場などの視察予定は?
A:なにぶんにも旧正月に入ってしまうので、先方がダメなもんで。
■Q:工場の中でギョーザを食べるみたいなことは?
A:ないですね。
■Q:工場の中の人はみんな帰省しているんですか。それとも、捜査協力のために、まだ工場敷地内にいる人もいるんですか。
A:とくに、きょうはそういう話はありませんでした。現場で働いている人のインタビューなどもしなかった。
■Q:過去に労働争議があったとか、過去に品質問題があったとか、そういう話は?
A:労使関係は、特に以前に比べて最近、緊張したようなものになっているわけではない、と説明をうけました。
A:過去に食品衛生違反あったかどうか、厚生労働省のHPに発表しています。過去に一件あっただけ、大腸菌の検出だけです。
■調査団の所感はもっか、工場自体には異常は見つからない。でも、判断は、持ち帰った資料を分析しないとできない、ということらしいです。HACCAPという、国際品質保証基準の管理手法が導入されているこの工場で、問題がおきたとしたら、中国のいかなる工場も信用できなくなるよね、それはどえらいことだよね、というような話を、ブリーフのあとのぶら下がりで聞きました。となると、原因は何なのか。考えれば考えるほど、不気味な事件だ…。
■調査団は、6日、午前10時に石家荘を出発。午後に国家品質検査検疫総局側と再度協議します。
おまけ:
代表メディアによる工場の中のようす:
まず冷凍と包装をする作業場を視察した。作業場には材料、段ボールなどは一切なく、白いタイル張りの壁は念入りに清掃が行われた様子。天井の蛍光灯の明かりが反射してまぶしかった。それ以外の視察は、代表メディアは追い出された。
作業場に入るのに先立ち、更衣室と書かれた部屋に通され、着替え。髪をとかし、帽子をかぶるように求める注意書きも。調査団とメディアは、髪をとかし、帽子をかぶせられ、髪の毛がはみ出さないような入念なチェックを受けた。セーターをきている人は毛玉とりで毛玉をとらされた。続いて、白い作業服を着用。帽子、マスク、長袖上着と長ズボン、靴下の上に輪ゴムで口をしばるビニール袋をはき、その上に白い長靴を履かされた。頭から靴さきまで真っ白。手には白いゴム手袋をつけ、手袋をつけたまま洗剤で手を洗い、消毒液に30秒つけた。こうした準備はいつもやっていることだという。作業着に着替えるまで5分以上かかった。ノート、ペンも持ち込み禁止。作業台は金属製の机(たぶんステンレス)。作業台の一角には包装印字室、という部屋があり、生産期日などを印刷する作業もおこなっている。その部屋には、ねずみ取りテープがはってあった。
<2008/02/06 08:40>
▼「福島香織」の記者ブログ<北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)> http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/