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【記者ブログ】食の安全学再び:中国でメタミドホスを買える? 福島香織 (2/5ページ)

2008.2.5 16:36
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■メタミドホス、中国語で「甲●(月に安)●(石に燐のツクリ)」(メタミドホス)は農薬の中でどういう位置づけなのだろうか。まずそれを、農薬業界オフィシャルサイトの農薬ネットで見てみよう。

■いわく「メタミドホスとは、わが国の目下(2003年当時)の生産量最大の効果の高い有毒有機リン系殺虫剤であり、ダニなどの害虫、およびその卵にも効果があり、効果も長期に持続、ダニ、アブラムシには10日前後、シラミ、葉ゼミ(って羽虫類の害虫?)類には15日の効果を維持、幼虫にも効果がある。主に乳液状にして噴霧、稲、綿花、サツマイモ、大豆、鑑賞植物の多種害虫にもちいる。土壌にまいて地下の害虫を防いでもよい。メタミドホスは人畜に有害で、野菜、茶樹、たばこなどの薬用植物には用いるのはよろしくない。用いるときは厳格に安全期間をおき、稲、麦類は収穫の一ヶ月前には使用を停止すること。機械噴霧は禁止されている…。」(以上)

■つまり、メタミドホスは、2003年まで中国最大生産量の一番一般的な殺虫剤だったわけだ。どのくらい生産されてきたかというと、農薬協会理事長の羅海章氏がこう指摘している。「2003年〜2005年のメタミドホス生産量は18・5万トンで、有機リン高毒性農薬生産の67%を占める」。これは2007年1月からのメタミドホスなど5種類の高毒性農薬の使用全面禁止、2008年1月からの生産全面禁止の通達をうけて、業界としてどう対応してくかについて、中国化学工業報(2006年4月1日付)の取材に答えたものだ。

■農薬協会側の主張は、資料になるので要約してみよう。

「今年は農薬業界にとって生き残りをかけた年である。メタミドホスなど5種類の有機リン農薬の使用禁止の時間表は、07年1月1日から農業での全面使用禁止する。08年からは生産停止となる。ただし国内の優良27企業は、一部企業についてはメタミドホスなど5種の有機リン農薬生産を輸出用に保留させ、その他企業には国家資金援助して産業転換を薦めて、国家として厳格に企業の優化選択を行うべきだ、と提言した。代替農薬の効果と安全性の検証には時間が必要だし、関連企業は将来数年の病中害対策について戦略的に計画を練らねばならない」

■「中国農薬工業協会は2006年1月から5種の高毒性農薬生産産業について調査したが、目下合法的に高毒性農薬を生産しているのは27企業・38プラント。うちメタミドホス19工場、パラチオン5工場、メチルパラチオン11工場、モノクロトホス3工場 ホスファミドンはすでに国内で生産されていない。この5種については2003年〜05年に全国で41・3万トン生産能力があり、じっさいに生産されたのは27・3万トンで生産能力の66・1%。原薬の販売量は11・2万トン、製品化されたものの販売量は13.4万トン、輸出量は9・6万トンで生産量の35・2%。ちなみに輸出は量、売上げ額ともにのびている」

■「この五種の高毒性農薬のうちメタミドホスの占める割合が最大で、2003〜05年のメタミドホス生産能力は26・8万トン(5種高毒性農薬全体の64・4%)、実際生産量は18・5万トン(同67・8%)、売上げ額32・9億元(同66・5%)、輸出量6・2万トン(同64・6%)。」

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