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廉価で高効率、模造品も ギョーザ毒メタミドホスの元メーカー
このニュースのトピックス:食の安全
中国製ギョーザ中毒事件で検出された有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が、最近まで中国で大量に生産され、農村部で盛んに使用されていた実態を、かつて生産していたメーカーの幹部が5日までに証言した。「廉価で作物の生産性が上がるため人気で、最近まで無許可製品や模造品が大量に出回った」という。
取材に応じたのは中国・石家荘市でメタミドホスを生産していた「威遠生物化工」の幹部。
同社は2006年の売り上げが1億元(約15億円)を超え、河北省では大手の農薬メーカー。政府が使用と販売を禁じる07年1月の直前まで生産していた。
幹部によると、メタミドホスは400グラム当たり約17元(約250円)と安くて殺虫効果が高いため、生産性の向上を望む農民が使用量を増やした。その結果「害虫に耐性が強まり、使用量もますます増加、残留農薬も増える」という悪循環に陥った。
一方、メーカーも大手農薬会社に加え、中小業者や、無資格で生産設備もない業者も次々と手を出し「メタミドホスを生産する企業がどれだけあったか見当もつかない」という。大手の商品ラベルの模造品も続出した。
こうした事態を受けて中国政府は農薬管理を強化。同社も今は化学農薬でなく、バイオ農薬が急速に伸びているという。
石家荘市にある「天洋食品」製のギョーザで起きたメタミドホスによる中毒については「よく知らない」と答えた。(共同)

