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【グローバルインタビュー】中国の汚職腐敗は臨界点を越えた(下) 李遠哲・台湾中央研究院前院長 (2/3ページ)

2008.2.3 12:23
このニュースのトピックスグローバルインタビュー
インタビューに答える李遠哲院長(撮影・羅暁音)インタビューに答える李遠哲院長(撮影・羅暁音)

 現実はどうか。僕がひとりの科学者として外国の会議に出る。科学者には国境がない、科学は自然を扱うから、国境はない、科学者はみな合作しなければいけない、とみんな言う。が、家に帰れば、科学者も、中国とか日本とか国のために能力を高めようと努力する。矛盾していますよね。

 地球温暖化問題にしてもそう。本当は全世界の人民が一緒になって取り組まなければいけない問題だが、みんな自分の優有利な立場を保持することばかりを考える。繰り返しになるが、グローバル化が中途半端なため、国民国家との問題がうまく解決できていない。

 その意味で、今年、日本の洞爺湖(北海道)で開かれる主要8カ国首脳会議(サミット)では、議長国である日本の指導力への期待は大きい。日本が指導力を発揮するとき、深刻な地球環境の現状を考えれば、まず出すべき結論は地球が過剰開発状態にあるという認識を持つことだと思う。

 人間の活動で出るゴミはもう地球が吸収できない水準にあり、COO2も増えてきた。なら、日本など先進国は宣言してはどうか。「われわれは過ちを犯した。歩んできた道(消費社会)は間違っており、還元しなければならず、(過去に)戻らなければならない」と。

 中国にCO2の削減を求めても、僕たちにも発展する権利があると言う。けれど、(先進国と同様の)同じ過ちを犯してはならず、一緒に新しい道を探しましょうという立場をとるなら、(中国やインドが)納得することができるかもしれない。

 インドが独立したとき、ガンジーはこう問われた。「私たちはいつになれば豊かな生活ができるようになるのか」と。ガンジーはこう諭した。「もしわれわれが英国人のような生活をしようとしたら、地球何個分もの資源が必要になる」と。

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インタビューに答える李遠哲院長(撮影・羅暁音)
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