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【記者ブログ】日本の食品安保の脆弱さはこういう事件でわかるなあ。 福島香織 (1/3ページ)
■さきほど、北京在住の友人から、日本で衝撃の毒ギョーザ事件について、問い合わせの電話があった。
友人:福島さん、えらいこっちゃ、食品テロやで、これは。
福島:(そろそろ電話くる、思うてましたよ。)毒ギョーザね。幼い子供が被害にあってんのはつらいというか、怒りがわいてくるね。でも、食品テロっちゅうのは飛ばしすぎちゃう?誰かが注射針で餃子にメタミドホス入れたんかい!(その可能性はゼロではないのか?)最近はブログであっても飛ばし記事はだめと、各方面から圧力があるから、そうは書けませんよ。(書いているがな)
友人:でもね、これって、日本の食品安保がいかに弱いかって、いうことやろ。中国製品が悪い、とかそういう問題やのうて、子供が重体になるような毒物が入っているものが外国から入ってきて国内の市場に出るのを防ぐ能力がないっちゅうことですよ。それ書いてくださいよ。福島さんの使命ですよ。日本の食卓は、6割以上外国に頼っているのに、こんなことやったら、外国の敵がいつでも食品を通じてテロ起こせる、っちゅうことでしょ。
福島:外国の敵って誰よ〜。どっちにしても、食品のほとんどを輸入に頼る国としては、対策とか認識はちょっと甘い気がすんね。最近は減ったけれど、中国では数年前までは残留農薬野菜食べて気分わるなるなんてこと、国内では結構起きていて、報道もされていた。水炊きの白菜食べて舌ぴりぴりとかね。商売がたきが、ライバル店の食品に殺鼠剤入れて中学生がバタバタ死ぬような食品テロ事件もあった。
友人:WHOのマーガレット・チャン、中国は食品安全に取り組んでいるって、評価していたでしょう。中国の後ろ盾でWHOの事務局長になった人。ああいうこというった舌の根もかわかんうちに、こんな事件やから腹たつね。
福島:そうそう、昨年8月、ジュネーブでの記者で、食品安全の問題は世界中でおきていることだから、中国だけが悪いのとちゃう、と。でも、私、北京にいる五年の間だけで、毒入りダイエット食品、毒入りペットフード、パナマ毒入り咳止めシロップと取材して、今回、毒ギョーザ。賞味期限の改ざんとか品質表示の虚偽とか食品安全問題は世界中で起きているけど、実際に国境をこえて死人や重体などの健康被害を出すのって、中国食品だけ、というのはいいすぎ?事故にしろ怠慢にしろ食品テロにしろ、製造管理がずさんだからおこる。