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中国大雪 春節前に各地で被害、政府に危機感
このニュースのトピックス:中国
【北京=野口東秀】中国の上海市、貴州、湖南、湖北、安徽各省など中・南部で低温・降雪が続き、避難を強いられるなど被災者が14省・自治区で7786万人(28日段階)に達した。各地で停電が発生したほか、春節(旧正月=2月7日)前の帰省客の足となる鉄道ダイヤも大混乱している。民政省の発表では、28日までに大雪による直接経済損失は約221億元(約3315億円)に上るという。
今回の寒波は50年ぶりとされ、工場の倒壊や部品供給の停滞など各種企業活動にも影響が及んでいるようだ。
国営新華社通信などによると、2週間で少なくとも24人が家屋倒壊などで死亡したが、このほか29日には貴州省で高速道路の路面凍結によりバスががけから40メートル下に転落し25人が死亡する事故も起きた。
高速道路の渋滞・閉鎖、航空便の欠航、鉄道の遅れ、長距離バスの運行中止が各地で相次ぎ、31省の省・直轄市、自治区のうち半数以上で寒波に伴い電力不足が深刻化、電力供給が制限されるなどしている。火力発電用の石炭供給に支障が出たためだ。
鉄道の乱れは農民工(出稼ぎ農民)や学生の帰省に大きな影響を与えており、大混雑している駅が少なくないようだ。中国紙によると、上海駅では長距離列車の乗車券販売が中止された。
同駅周辺で数万人が待機しているともされ、こうした状況は社会不安の要素にもなるため、温家宝首相は担当閣僚を集め春節を前に電力供給と交通網の復旧、石炭輸送に全力を尽くすよう指示している。広東省の広州地区の各駅ではすでに計50万人が足止めされているという。
農作物被害も発生、肉・野菜の価格も上昇しており、政府は食糧輸送を確保するとともに、便乗値上げに対する監視を強化。各地方政府は緊急体制を敷き、食品や衣服などを支給している。
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