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【グローバルインタビュー】台湾・民進党敗北の結論は尚早 ノーベル賞科学者・李遠哲氏 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:グローバルインタビュー
台湾唯一のノーベル賞受賞者(化学賞)で、2000年台湾総統選で陳水扁政権誕生の原動力となり、「台湾の良心、台湾の知性」と今も人々の信望を集める李遠哲・中央研究院前院長に、総統選を今年3月に控えた台湾内政の現状と行方、そして科学者として取り組んでいる地球環境問題などについて聞いた。その見解を、内政、環境のふたつの分野に分けて連載する。内政に関する院長の主な発言は次の通り。(台北 長谷川周人)
台湾と中国大陸の関係は複雑だが、僕は今でも中国の人民と台湾の人民の間には、実はそんなに大きな矛盾はないと思っている。そして共通するところも多い。台湾の人々は圧迫されてはいけないという気持ちが強くなってきている。中国大陸が統一したいというのは過去200年間、圧迫され続けたからで、立ち上がっていこうという気持ちが強い。従って、台湾が独立したいという気持ちと、大陸が統一したいという気持ちには、(背景に)「圧迫されたくない」という思いがある。台湾は大陸の圧迫を受けたくないから、離れようとする。大陸は統一をしないと誰かに圧迫されるという考え方だ。だから、圧迫されないという条件さえ整えば、統一とか独立とかは、大きな問題にならないはずだ。
中華人民共和国は「人民の中国」と言うが、本当は台湾の人民のことは考えず、国民党のことを考えて統一、統一と言う。その中国がこの20年で大きく動き、社会も変わってきた。社会主義の国だが、台湾の方が社会主義的かもしれない。そんなことを考えると、大陸が人民の問題を解決して、本当の「人民共和国」となれば、問題がなくなるのではないか。台湾は民主化を実現した。中国大陸も本当に(台湾住民を含む)人民のことを考えることができるならば、解決の道を見つけることができると思う。
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