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台湾軍演習「自主防衛」を誇示

2008.1.24 21:35
このニュースのトピックス台湾

 【高雄(台湾南部)=長谷川周人】台湾軍は南部の高雄で23、24の両日、中国軍による武力行使を念頭に置いた大規模な洋上実弾演習などを実施した。急速な軍備拡張を図る中国軍が台湾近隣で動きを活発化させる中、自主防衛の意思を内外に示すとともに、部隊の士気を保つ狙いがあるとみられる。演習は産経新聞など一部メディアに公開された。

 台湾陸軍が23日に実施した演習は、「敵」の上陸部隊に弾薬庫などを破壊されたとの想定で始まり、将兵約200人が参加し、AH−1W攻撃ヘリ(コブラ)や戦車などを投入、制地権を奪回する内容となった。

 続く24日に行われたのは、海、空両軍による対潜戦訓練で、敵に見立てた台湾海軍の剣竜級潜水艦に爆雷の投下などの攻撃を加え、海上に追い上げるものだった。

 台湾は現在、対潜哨戒機(P3C)など米国製兵器の調達を目指すが、野党の反対で立法院(国会)での審議は難航。F16戦闘機の追加導入の問題でも米国は昨秋、売却を見送る方針を通告するなど、中台間の軍事バランスは崩れつつあり、日本など周辺国に懸念が広がっている。

 特に潜水艦能力では、中国軍が静粛性に優れたロシア製キロ級潜水艦を導入しているのに対し、台湾海軍が保有する潜水艦4隻は老朽化が著しい。王立申海軍大将は対潜戦演習終了後、米国が売却を約束した通常潜水艦の導入を急ぎ、「装備の整備を進めたい」と述べた。

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