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中国、総統選にらみ国民党との連携強化 台湾立法院選

2008.1.12 22:53
このニュースのトピックス台湾

 【北京=野口東秀】中国は、台湾の立法院選挙で陳水扁総統率いる与党・民主進歩党が大敗したことで、3月下旬の台湾総統選に向け「中国国民党有利の流れがほぼ固まった」と歓迎している。今後、総統選へ国民党との連携をさらに強化し、民進党を追い込む圧力を強める構えだ。台湾の経済界や住民向けに経済優遇策を打ち出すなど、中台関係の改善への環境醸成にも力を入れるとみられる。

 中国にとり当面の最大の関心事項は、「台湾」名での国連加盟を問う住民投票。これを、民進党の大敗を受け断念させたい意向だ。また、陳総統の責任論も浮上するとみて、今後の動向を注視している。

 これまで中国は、陳総統の「脱中国化」に対し、2005年の「国共トップ会談」以来、国民党との連携を強化。台湾経済界などにはビジネス発展の期待を与えてきた。同時に、台湾への威嚇や露骨な干渉と受け止められる発言は控えてきた。これは、昨年秋の第17回党大会で胡錦濤国家主席が、独立の動きに断固反対する一方、台湾に対話を呼びかけた流れに沿うものだ。

 中国側は、こうした“ソフト戦略”が国民党勝利に寄与したと受け止めるとともに、「弾みがついた。総統選へ民進党が態勢を立て直す時間は限られている」(専門家)と自信を深めてもいる。

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