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【グローバルインタビュー】ダライ・ラマ「チベット情勢、最も緊迫」 (4/5ページ)
このニュースのトピックス:グローバルインタビュー
「中国政府が認定したパンチェン・ラマの後継者については、中国政府の官吏ですら、『ニセのパンチェン・ラマ』と呼んでいるほどだ。パンチェン・ラマ10世の後継者には偽物と本物がいる。
中国が私の死後、後継者を選出したとしても、チベット民衆は支持しないだろう。それはチベット民衆の心が入っていないからだ。そのようなことは全くむだであり、何の助けにもならない」
−−今年6月に北京で行われた、中国政府とチベット亡命政府との間の交渉はどうだったのか
「進展は全くなかった」
−−何が障害だったか
「中国との交渉についていえば、開始当初の80年代初め、われわれはいくつかの希望を見いだしていた。時の最高実力者のトウ小平氏や胡耀邦・中国共産党総書記とは極めて開放的に自由に討議できた。彼らは改革志向であり、われわれは本当に強い期待を抱いていた。
だが、86年末から87年初めにかけて、中国全土の大学で民主化運動が起き、胡耀邦総書記が失脚した。中国国内の雰囲気は極めて保守的になり、チベット情勢にも反映され、89年にはラサなどに戒厳令が敷かれるなど、事態は非常に悪化した。
交渉は2002年に再開され、ここ数年は中国政府の対チベット姿勢も緩和してきた。今年2月の第5回交渉まではいくらかの進展があり、友好的でオープンな雰囲気で話し合うことができた。第5回交渉では、中国側の代表は、ダライ・ラマがチベットの独立を求めておらず、中国を分裂させるつもりもないということを分かっていた。

