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【グローバルインタビュー】ダライ・ラマ「チベット情勢、最も緊迫」 (2/5ページ)
このニュースのトピックス:グローバルインタビュー
私が1959年3月にチベット自治区のラサからインドに逃亡し、難民の立場になってからは、それ以前に比べ、いくつかの変化が生じている。つまり、徐々にチベット社会の民主化を進めてきたつもりだ。私は92年、ダライ・ラマ制度など将来のチベットの政治形態に関する指針について、インドに居住するチベット民衆らに対し、私の考えを公表した。ダライ・ラマ制度を続けるのかどうかについて、チベットの人々の民意に問うというのが、その根幹だ。
私が政治的に引退するということもそれに含まれており、2001年に亡命政権で「首席大臣制度」を採用し、現在のサムドン・リンポチェ首席大臣を選出した。任期は1期5年で、2期10年まで在任可能だ。リンポチェ氏は現在2期目の2年目で、あと4年足らず任期が残っている。彼の後は、また新たな指導者が選出されることになる。
私は、この制度が導入されてからは、亡命政権の最高顧問的な立場であり、政治的な決定は私の手から離れている。しかし、宗教的には、そうはいかないだろう。はっきりとしているのは、チベット文化とチベット仏教の継承は、絶対に継続していかなければならない問題だということだ。これは、ダライ・ラマ制度とは全く別の問題だ。

