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パンダのパロディーは“売国奴”? 中国で大論争 (1/2ページ)
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【北京=福島香織】芸術の自由かパンダの名誉か。パンダを使った芸術の是非をめぐって今、中国で大論争が起きている。きっかけは、パンダをモチーフにした作品で知られるポップアーティスト、趙半狄氏が北京市で行った「パンダ・ファッションショー」。「パンダをおとしめる」との批判がネットで広がり、“パンダの故郷”四川省成都市政府は、パンダのパロディーや安易な商業化を禁じる条例を制定するとしている。
「国宝パンダをレイプした!」「パンダを辱めるな! 売国奴め」…。趙氏のブログには罵詈(ばり)雑言の書き込みが続く。趙氏によれば、もともと40万アクセスしかなかった趙氏のブログは、目下180万アクセス以上にのび、“炎上中”という。
原因となったのが今月4日に行われたパフォーマンス・アート「パンダ・ファッションショー」。白黒のパンダカラーを使い、汚職高官、愛人、売春婦、ホステス、物ごい、清掃員など中国社会を象徴する職業をファッションで表現し、風刺性とユニークさでは高い評価を受けた。だが一方で、市民の間からは「中国の誇りパンダを愚弄(ぐろう)する行為」「反愛国的」と批判がわき起こった。
さらに“パンダ保護”をうたう成都市が、このほど「パンダ保護と産業化の立法に関する意見報告」を発表。来年にも制定される「成都市パンダ保護管理条例」には、パロディーなどパンダの商業利用を禁止する条項を盛り込み、パンダの名誉、イメージも保護する方向だ。