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懐柔策にチベット民衆なびかず (1/2ページ)
チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は19日、産経新聞との会見で、このところ中国政府によるチベット民衆への弾圧が一層激しさを増していることを明らかにしたが、これは中国政府によるチベット民衆への懐柔策が奏功していないことを示している。中国政府は、威信をかけて開催する来年8月の北京五輪を前に、強権で事態の乗り切りを図ろうとしているようだ。
ダライ・ラマは今年6月の中国政府との交渉について、「全く進展がなかった」と語ったうえで、「交渉決裂以来、中国側の態度が硬化している」と指摘した。
ダライ・ラマによると、今年8月に四川省のチベット族居住地区で行われた祭りで、「ダライ・ラマの帰還を願う」と大声で叫んだ1人のチベット族男性が当局に逮捕されたことをきっかけに、数百人の民衆と警官隊が衝突、多数の民衆が殴打された。その数日後、軍兵士ら計約1万人が出動し、住民4000人の村を包囲し、不穏分子を次々と逮捕したという。
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