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狂犬病患者2700人超 中国、83年以来の高水準
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中国衛生省は12日、今年の全国の狂犬病患者が10月末までに前年同期比2・4%増の2717人に達し、「厳しい感染状況にある」と発表した。5323人が死亡した1983年以来の流行の勢いで、注意を呼び掛けた。
同省報道官によると、感染が深刻なのは広西チワン族自治区と貴州、四川、湖南、広東の4省で、衛生環境が悪い農村部が中心。地域別の患者数は公表していないが「北京市の感染例は少ない」という。
感染拡大の原因について、犬をペットとして飼育する人が増えたことや、かまれた後の適切なワクチン接種が行われていないことなどを挙げた。
狂犬病は発病後の死亡率がほぼ100%で、有効な治療法はないとされる。中国はインドに次ぎ狂犬病患者が多く、1980年代は流行が最も深刻だった。96年に患者数は159人にまで減ったが、2000年以降、再び感染が拡大。06年の患者数は3279人に上った。
一部の地方自治体が狂犬病対策としてペット犬の強制処分などを行い、動物愛護団体の反発を招いているが、報道官は「人の健康を守るためやむを得ない場合もあるが、処分は合法的かつ慎重に行うべきだ」と述べた。(共同)
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