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【記者ブログ】千元分のごはん、おごってきました。 福島香織 (1/5ページ)
■千元分のごはんおごってきました。曽慶紅留任に賭けて、まけた福島です。マカオのカジノでは、負け知らずと呼ばれた私なのに。さて、熱心な産経読者の方から、党大会の分析をちゃんとしろい、と怒られました。胡錦涛は何を考えているのかさっぱりわからん、分かるように説明しろ、とも。というわけで、遅まきながら、党大会の傍観報告いたします。あくまで傍観です。福島の妄想入りゴシップブログです。そのへんを割り引いてください。
■仁義なき中南海、代理戦争勃発
これで終わりやおもたらあかんでby曽●紅
■もう、伊藤総局長や論説委員の方々の解説で、曽氏引退の内幕などが新聞紙面で解説されており、ご存じだと思いますが、簡単に曽氏引退までの道のりをおさらいしましよう。ほとんど、やくざ映画の世界です。
■基本の理解はこうだ。まず共産党という党員7300万人(イギリス人口より多い!)の広域利益集団がある。その中でいくつか派閥がある。主要勢力のひとつは、胡錦涛ひきいる団派。これは胡錦涛氏の出身団体・共産主義青年団出身者をさす。対勢力は、江沢民ひきいる上海閥。これは江沢民政権13年の間に江氏が勢力基盤地の上海から中央にひきあげたり、出世を助けたメンバー。さらに太子党。これは父親(母親)が革命に参加したり党幹部だったりする2世議員の集まり。曽慶紅が親玉とされるが、太子党で上海閥、太子党で団派というのも多くいる。まだ若い人が多いので、地方幹部に太子党は多い。で、長老グループ。これは引退した指導者によるグループで、政権に絶大な影響力を持っている。中国の政治とは、これらグループによる権力闘争、跡目争い、利権確保の争いのことなのだ。党大会とは、その跡目争い、権力闘争が表面化する5年に1度の政治イベントである。
■さて、今回の権力闘争の紆余曲折は3年前からはじまる。上海閥で江沢民が自ら懐刀と頼んでいた子飼いの曽に引導を渡される形で完全引退を余儀なくされたのだ。つまり、曽慶紅は胡錦涛側に寝返った。高齢の江の変わりに、自分が上海閥のトップについて、胡錦涛と対抗し用という腹だったのか?いずれにしろ、、胡錦涛に協力する形で旧勢力の江氏の影響力を排除するがわになった。
■しかし、そうは問屋が降ろさなかったのである。曽の寝返りは、上海閥メンバーの心に恐怖を植え付けた。自分を信任していたボスを平気で売るその冷酷さについていけなかった。前組長の江は興がのれば、みんなの前でカラオケでオペラのアリアをうたったり、コサックダンスを踊ってみせる(?)ちょっとお茶目なところもあり、金と女にはだらしないといわれつつ、下にいるものにとっては結構やりやすいボス。ニコニコ笑っていても、いつサされるか分からないカミソリのみたいな曽より、江時代を懐かしむ声は静かに次第にひろがっていた。