MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

華南トラ騒動 写真の裏に巨大な利権構造 (2/2ページ)

2007.10.25 20:15
このニュースのトピックス景気

 一方、真贋論争が勃発(ぼっぱつ)して以来、総人口約5万7000の鎮坪県に全国から100人以上の報道陣が殺到。現地入りした記者の話によると、県内のホテル、旅館はすべて満室となり、入山案内料の相場も数十元(1元は約15円)から数百元に高騰。にわかに「華南トラ景気」に沸いた。写真に対し疑問を持つ記者が多いのに対し、地元の人は口をそろえて「本物だ」と主張している。

 鎮坪県周辺の山中は1950年代までに華南トラの名所として知られていたが、60年代初めに大掛かりな乱獲が行われ、それ以後は姿を全く見かけなくなった。捕獲したトラの骨などは漢方薬の材料に使われたという。

 しかし近年、中国国内で旅行ブームが始まったのを受け、地元政府は観光資源として華南トラを活用しようと考え、これまでに数回にわたり捜索チームを山中に派遣、糞(ふん)や足跡らしきものを複数発見したが、決定的な証拠はなかった。

 周氏の写真が今月12日に公表されると、同県政府の動きは迅速だった。14日に「華南トラ保護弁公室」を立ち上げ、19日に「鎮坪華南虎」の商標登録の手続きを開始。国に対して「華南トラ自然保護区」の申請書類づくりを始めたという。

 保護区の設置が認められると、同県の国内総生産(GDP)の4分の1に相当する2000万元の資金が投入されると中国紙が報じている。このため、現地の農民の間では、早くも「来年から働かなくてもよい。国から金がもらえるのだから」といったうわさまで流れているようだ。

[PR]
[PR]

Ads by Overture

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2007 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。