MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【記者ブログ】民以何食為天 食の安全学(8) 福島香織 (1/5ページ)

2007.10.7 20:02
このニュースのトピックストレンド

■ウランバートル・ポストによれば、中国製のインスタントラーメンを食べた学生2人が、中毒死したそうだ。どうやらインスタントラーメンに、毒性廃水が含まれていた?とか。これだけの情報で簡単に判断するのはばかれるが、「地溝油」を使っていたな、と私は直感的に思った。「地溝油」とは、工場などの排水溝、下水溝にたまった油を集めて精製した安物の食用油脂。中小企業のつくる超安いインスタント・ラーメンに使われることがあり、こういったインスタント・ラーメンは中国でも「毒方便面」(毒入りインスタントラーメン)と呼ばれている。

■急性胃腸炎をおこしたり、食べ続けると発がん性等も指摘される。ウランバートルの事件のように、急死するケースは今のところ、中国国内では確認できておらず、新聞ではとりあえずスルーさせていただくが、こういう事件が本当におこりうるだろうなあ、と思わせる中国の食用油(脂)のすさまじい実態を今回、紹介したい。

もはやマイオイル持参しかない!?

地溝油(下水溝油)、●水油(残飯油)…油を使った加工食品も要注意!

(●=サンズイにノギ辺に肖)

◆まず、最近のボツ原稿(SANKEI EXPRESS用に8日に出したのだが、似た原稿が同時に出稿されていてボツにされてしまった)をここで救済させいてください。たまにあるんだよね、ネタがかぶる、というヤツ。

<転載開始>

 ■中国の都会では食品の安全性に対する意識が高まっており、広東省珠海市でレストランや食堂に「マイオイル」を持参する人が急増中という。広州日報(5月7日付)が報じた。

 背景には中国市場に出回っている食用油脂の質の悪さがある。廃棄された油の再加工や皮革加工用の豚皮を利用したラード。工場の排水溝などにたまった油を再加工する「下水溝油」、レストランや食堂の食べ残しゴミを回収して抽出した油を原料とする「残飯油」まである。

 この残飯油は汚水や細菌、洗剤などが除去しきれておらず、不衛生なだけでなく、酸化値が基準より高く、急性胃炎などを引き起こすほか、発がん性も指摘されている。

 こういった悪質食用油脂は建設現場の食堂や企業、大学の食堂、下町のレストランで経費削減のために使われることが多く、最近の広東テレビの報道によれば、珠海市だけで毎月250〜300トンの「残飯油」が生産され、消費されているという。

 このニュースをみた、珠海市のホワイトカラーやOLら富裕層は驚愕。鞄の中に自分専用の食用油瓶持ち歩き、レストランで料理を注文するときに、その油を使って調理するように頼むのが流行しはじめている。レストラン側も、自分の店の油を使わずにすむので不利益ではない、とほとんどが断らないという。

 ただ、中国の外食産業で怪しいのは食用油だけでなく、野菜も魚も残留農薬や抗生物質汚染の危険が指摘されている。そのうち食材から調味料まですべて持参してレストランに行くのが、先進的で衛生的であることを自任する都会人のライフスタイルとなるやもしれない。(北京 福島香織)

<転載おわり>

■この原稿に出てくる残飯油とは、中国語で●水油という。●水とは、どろどろのかゆ状のものをさし、一般にレストランから出てくる残飯の意。中国では街のレストランは毎日大量に出る残飯をブタのエサや肥料用に、農民に回収してもらう。ところが、中華料理は油分が多いので、これから油を搾り取って売ればいいや、と思いついた。

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2007 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。