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【記者ブログ】民以何食為天 食の安全学(4) 福島香織 (3/5ページ)

2007.10.2 20:58
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■原料は魚や豚の皮のコラーゲンやゼラチンに膨張剤を加えるらしい。いちおう、まがりなりにも食品が原料か、とほっとするのはまだはやい。昨年11月に山東省済南市食品安全当局が摘発したニセフカヒレは、工業用にかわでできており、加工時に発ガン性が指摘されているホルムアルデヒトにひたしてつくるそうだ。こういった人工フカヒレは500グラム65元でうられている。500グラムの乾燥ニセフカヒレでだいたい60杯のフカヒレ丼がつくれる。それをレストランでは100〜300元くらいでうるのだから、すごい暴利。

http://www.singpao.com/20061127/local/888957.html

■どのくらい市場にでまわっているかはやはりわからない。ただ、ホンモノのフカヒレは鮫の激減で高騰している。年1〜2割のスピードで値上がりしているのではないだろうか。ほんものは乾燥状態で500グラムあたり500元〜3000元する。しかも、フカヒレは処理、調理に技術が必要で、ふつうなら1人分のフカヒレスープの原価は最低でも100元。つまり100元以下のフカヒレスープは、ありえない、ということだ。

■香港福臨門のような老舗で、フカヒレの姿煮のように、形のままでてくるのは、まずホンモノだろうが、中国国内の中流レストランで出てくるほぐしたタイプのフカヒレのほとんどがニセモノ、といわれている。まあ、ニセモノと一口にいっても、エイなど他の鮫類の魚のひれを利用したのから、春雨を代用したもの、工業用膠をつかったものまでほんとうにいろいろだが。

■さて、ニセフカヒレを見分け方。ホンモノは(1)フカヒレの繊維の両端がとがっている。(2)やや黄味がかっている。(3)箸でつまんで切ろうとしてもなかなか切れない。お箸でぷつんときれるのはニセモノらしい。

■ただ、ホンモノのフカヒレも過酸化水素水で漂白したり、水銀汚染されているものも増えているらしい。2006年11月、中国各紙の報じたところによれば、最近、タイ、オーストラリア、ニュージーランド、デンマークの学者らの調査で、フカヒレに大量の水銀が含まれていることがわかった。サメは食物連鎖の高位におり、汚染海水中の水銀が一番蓄積されているとか。吸収率がたかい妊婦や子供がたべると、発育不全、知能遅滞などの影響、あるいは死産、水俣病といった影響がある、と警告されている。

http://www.cei.gov.cn/index/serve/showdoc.aspωColor=Two&blockcode=wnsskb&filename=200611222182

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