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【記者ブログ】民以何食為天 食の安全学(1) 福島香織 (3/5ページ)

2007.10.2 17:43
このニュースのトピックスなんでもNo.1

■そういう状況に加えて、中国の産児制限・一人っ子政策で、夫婦は原則一人の子供しかもてない。もともと子供を宝宝、とよび過保護に育てる傾向のある中国人。どんなに貧しくても、こどもには栄養のあるもの、おいしいものをたべさせようとする。その結果どういう事態がおきているか。周さんの報告をみてみよう。

■「筆者(周)はあるコネを通じて、北京の有名な産婦人科病院の女医を取材した。ある午前、筆者がその病院の待合室で待っていると、30歳過ぎの女性が娘をつれて診察にきていた。もし自分の目でみなかったら、その成熟した少女がわずか7歳半だといわれても信じられなかっただろう。女医の説明によると、その少女はすでに月経があり、胸はピンポン球ほどの乳房があり、ふとももの脂肪の蓄積ぐあいなどから、十数歳の女性と同程度の性的発達をとげているという」。

■「その女医はさらに、こういった。早熟児童は北京ではもう珍しくない。6歳でひげが生えている男の子もいる。これはホルモン剤を含んだ児童食品のせいだ。この手の児童食品は子供が好む味付けがしてあるが、ホルモン剤の吸収率は児童の方が高いので、簡単に体内に蓄積し、早熟症を発症するのだ、と」

■「あと化学物質を含む水産物が、子供の早熟症をさらに強烈にしている。中国の女の子の初潮年齢は20年前は平均14歳前後だったが、今は10歳前後になった。さらに、ある統計によれば、中国人の生殖能力は低くなっており、8組に1組の夫婦は不妊症だ、と」

■「筆者がさらに調査をすすめると、いわゆる滋養のある水産物が、児童に非常に深刻な影響を与えていることがわかった。大人たちは、ウナギやスッポンをいわゆる滋養・精力増進のためにたべるだけでなく、これらを大枚をはたいて買って、子供たちの健康増進のためと思って、せっせと食べさせている。しかし、この水産物に含まれるホルモン剤は、精力増進どころか、子孫断絶の危険性を含み、子供にたいしては、親切があだになるかっこうで、心身を深刻にむしばんでいるのだ」

■「筆者は広東、浙江、江西、陝西などの地域にいって驚くべき光景を目の当たりにしたことがある。それは毎年年末、農民が魚の養殖池を清掃するときの光景だ。池の底には泥だけでなく、シプロフロキサシン(抗菌剤)と避妊薬が分厚くたまっていた」

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